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第1128回<今年度第2回>2015年7月10日(金)


 会長の時間
会長 : 白沢 啓

〈 マイペースでロータリー 〉

院長写真 本日はガバナー補佐の髙﨑さんがお見えですので、私のお話は少し時間切り詰めたいと思います。宮下ガバナーの方針に関しては後日じっくりと解説したいと思います。
 さて、初めてロータリーを経験する新入会員さんにとって、ロータリー クラブはなんだか別世界のように見えるものですね。立派なホテルでのセレモニーのあと、美味しい食事をいただき、卓話というものを会長がスピーチし、幹事さんがせわしげに進行役を努めます。正面には国旗とロータリー旗。「点鐘」とかいって「カーン」とうやうやしく鐘を鳴らします。集まっている面々はほとんどが会社の経営者。私が新入会員だった年の会長は片谷さんでした。上手な卓話には脱帽しましたね。今も現役でバ リバリお仕事しておられます。
 何ヶ月か過ぎると、出て来る人と来ない人が鮮明になってきます。出て来る人が固定されている感じですね。逆に、年に数回しか出席しない人が例会に出て来る時がありました。その時の会の対応が面白いのです。そう、たまの機会だから時間を作って短い近況報告をさせようと、件のメンバーを壇上に引っ張り上げるんです。
 「えーー、みなさん、ご無沙汰していました。しばらく東京の仕事で追われて出席できませんでしたけど、またこうして歓迎されて嬉しいです」とか、その会員がおっしゃるんですね。僕は、「なるほど、退会しないように出席しやすい環境を作っているんだな。大人の集まりだな」と感心したものです。
 私はとても早く副幹事、幹事、と進みましたので無我夢中でした。
 地区大会の所管の年がありました。とても大変な一年だったと思います。その後、私は退会してしまいました。頑張りすぎたのだと思います。
 3年後再入会しますが、その間、吹奏楽部の子供のために親の会の仕事でべったりでした。子供が卒業してからロータリーの雰囲気が懐かしくなりました。そして伊藤さんに再入会のお願いをして今ここにいるという訳です。
 個性的な人たちばかり。一人一人けっこう好き勝手やっていますが、根っこの部分は信頼で結ばれている。思うにロータリークラブって大家族のようなものですね。



熊谷 健司 会員

国際ロータリーよりポールハリスフェロー認証状とバッジが授与されました



 プログラム委員会の時間
佐々木プログラム委員長

テーマ『未来から学ぶ自動車の発展と未来の形』

 自動車の未来(未来から学ぶ)
 本年度の会長方針に「現在と過去からだけ学ぶのではなく、未来から学ばなければ・・・」というフレーズがありましたので、私の分野から「自動車」と「コンピュータ」についてお話しようと思います。
 現在進行形の技術としては、ACC(追尾式クルーズ・コントロール)、レーンキープ(自動ハンドル)、自動ブレーキ、自動駐車機能(車庫入れや縦列駐車を自動で行う)などが、最新の車に装備され始めています。
 ドイツのAUDIの取り組みとして、自動運転(ロボットカー)を紹介します。2017年に市販すると宣言しており、今年、シリコンバレーからラスベガスまでの900kmを自動運転して話題になりました。Googleも既に公道上を数万キロ自動運転走行しています。前後左右にレーダーとカメラを搭載して、学習型のコンピュータが判断して運転します。
 さて、ここからが、未来から学ぶという本題になります。もし自動車が完全自動運転になったら社会はどう変わるでしょうか?
 交通弱者にとっては、大変便利な世の中になります。お年寄りが病院へ行くのに困らないのですから、どんなに過疎になってもコンパクトシティにしなくたって良いでしょう。むしろ皆が広々とした屋敷に住むようになるかもしれません。
 もうひとつコンピュータの状況を追加しましょう。
 最近の記事から「ついに人工知能が銀行員に内定 IBMワトソン君 三井住友銀がオペレーターの応対業務にIBMのワトソンを導入する」というものがありました。
 人工知能が社会に及ぼす影響を考えてみましょう。
 人間社会の仕組みが根底から変わる事になります。新たに必要になる仕事もありますが、現在の50%以上の職業は無くなると言われています。そういう世界が近づく2040年に向かって、今から何を準備すべきでしょうか?
 私たちは、それを見据えたうえで企業を経営していかなければいけないのだろうと思います。農業はロボットが畑を耕す時代がくるでしょう。よく「人間がいらなくなる」なんて言う人がいますが、そうではありません。人間が生きていくためにどう使うかですね。必要、不必要の話であれば、人間なんて最初から必要があって生まれた訳ではないでしょうから。
 人類が皆、幸福になれる時代が来るのかもしれません。楽しみですね。




 ガバナー補佐訪問
中区ガバナー補佐 高崎恒夫 様
(秋田港RC)
 秋田中央ロータリークラブには2、3回メイクに来ております。20周年の時も寄せていただきました。感恩講の子供たちとレストランという企画には感心しました。
 簡単に自己紹介をしておきます。
 生年月日は昭和21年1月2日で現在69歳と半分です。
 私の職業は 株式会社秋田古紙センターの社長です。秋田古紙センターというのは事業所や家庭から古新聞古雑誌ダンボールなどを集めて製紙会社に売って暮らしているリサイクル業、昔風に言えば紙屑屋です。
 ロータリー歴は28年目に入りました。地区役員としては2012~2013年度に広報委員長を務めました。このクラブの熊谷さんに副委員長になっていただき大変お世話になりました。今年度は港から補佐を、いうことで、宮下ガバナーの補佐をすることになりました。
 ガバナー補佐の役割は各クラブの実情を時々見て回って、ガバナーに報告することと、担当地区のクラブにガバナーの方針などを伝えて協力関係を築くことです。事前に年次計画書などをいただいているので、読ませてもらっています。貴クラブは青少年に注目した企画が充実していてとてもよいことと思います。
 最大の懸案である会員増強ですが、昨年度中央さんは純増2名と健闘されています。しかし入ってもらうのも大事ですが、入ってよかった、有意義だったと思えるような入会後のケアも重要だとおもいます。
 私が入った頃は今と違って、ロータリークラブに入ることは名誉なことでした。秋田クラブの先輩ロータリアンに毎週出席するのはなかなか大変と愚痴をこぼしたら、「なにをいうか、私らは秋田のほかにクラブのない時代には汽車に乗って山形までメイクに行ったものだ。市内に5つもある今、メイクもできずに欠席とはありえんことだ。」と言われましてその強烈なプライドに圧倒されました。以来私もメイクに歩くようになりました。多分サインメイクでなく昼飯代を払ってメイクしている回数は相当多いんじゃないでしょうか。
 今は入っていただいた方に厳しいことをいう時代ではないとは思いますが、ロータリーは楽しいだけではありません。職業を通じて世のため人のためになることをしようという団体です。黙っていれば「自分さえ儲かれば」と考えがちな本来の私に対しては、「皆に納得してもらいながら儲けましょう」という精神を時々外から注入してもらわなくてはなりません。
 自分のクラブに行ったり地区大会に出かけたりして、自分の欲よりちょっと広い視野をもつことができました。これが魅力で27年間楽しくやってこられました。古い会員はぜひ新会員や入って間もない会員にロータリーの考え方に気づいてもらって、末永く「よい評判とともに仕事をする」ようにしてやっていただきたいのです。なかなかやめなければ入った分だけ人数も増えますし、王道を歩んでいきながら、会員問題も解消します。
 年をとると具体的なアイディアが出なくなり、昔話や精神論になりがちですが予定どおり老化しております。
 来々週はガバナーが訪問しますので多数ご出席ください。今日は時間をいただき有難うございました。



 幹事報告

通 信
ガバナー事務所
 ・第13回日韓親善会議開催案内
  開催日時 9月4日(金) 13:00~
  開催場所 グランドプリンスホテル新高輪
国際ロータリーより
 ・熊谷会員 ポールハリスフェロー認証状と認証バッジ。
お知らせ
7月17日開催の『創立24周年記念納涼例会』は18時30分開始です。
 ご参加の皆様よろしくお願い申しあげます。
 ( 親睦活動委員会の皆様は準備、17時30分まで会場へお願いいたします。)

【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
7月10日 36名 24名 12名 66.67% 2名
7月 3日 36名 27名 9名 75.00% 0名
6月26日 36名 27名 9名 75.00% 0名



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