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第1294回<今年度第33回>2019年3月29日(金)


 会長の時間
会長:木元 愼一
ポール・ハリスとその萬年
 ポール・ハリスは,1912年から1926年までの間,病気がちであったことから,実質的にロータリーの第一線から引退しておりました。一方では,その間,法律事務所は順調に業務を拡張しておりました。
 1926年,健康を回復したポール・ハリスは,世界中のロータリークラブを訪問したり,国際大会や協議会にも出席して,充実したロータリー活動をしています。
 1928年,ポール・ハリスはヨーロッパのロータリーやIMに出席して,ロータリーの創設者として演説し,ロータリーの創設者として賞賛されました。
 ポール・ハリスは,以前から,ポール・ハリス個人に対する賞賛がロータリー運動の価値を滅却することを危惧していたのですが,それは杞憂に過ぎず,ロータリーはその真の価値により確立された運動となっていたことを改めて実感したのです。
 その後のポール・ハリスのロータリーに対する活動は目を見張るものがあります。
1935年には日本を訪問するなど,1937年までの3年間に,世界一周のロータリーの視察旅行をしております。このポール・ハリスの世界視察旅行の目的は,当時,列強国間に高まりつつあった国際的緊張をロータリアンの友情を通じて和らげることにあったと言われております。日本には船で橫浜に上陸し,東京での晩餐会の後,翌日,船で神戸へ回り,京都,大阪で日本のロータリアンと友情を深め,船で上海,香港を経由してマニラを到達しています。日本を離れた後マニラまで,日本人ロータリアン14名が同行するほどの大歓迎を受けたのです。
 1947年1月27日,ポール・ハリスはシカゴ郊外のカムリー・バンクの自宅で亡くなりました。享年78歳でした。ポール・ハリスは,生前,「私の葬儀に花はいらない。それよりもロータリー財団に寄付をしてくれた方がよっぽど嬉しい。」と言っていたことから,ポール・ハリスの死後,全世界のロータリアンから多くの寄付が寄せられて,1年後には約200万ドルの寄付が集まり,その後のロータリー財団の基礎を築くことができたのです。虎は死して皮を残し,ポール・ハリスは死して財団基金を残したとでも言えるのではないでしょうか。


 ガバナー補佐訪問

R12540地区 中区(秋田分区)
細谷重直ガバナー補佐

RI2540地区 中区秋田分区、2018年度 ガバナー補佐の細谷です。
先ほど、幹事よりクラブ事業の報告をしていただき、改めて、中央ロータリーは、しっかりとしたクラブであると実感し安心いたしました。

今年度 RI会長の『インスピレーションになろう』の標語のもと活動してまいりました。当地区では 冨樫ガバナーの 私にできる奉仕を見つけよう のスローガンを掲げ、会員一人一人が直面する課題に対し新しい ひらめき~インスピレーションで挑戦しようと訴えております。特に
① 会員増強  ② 人道支援につながる寄付  ③ 公共イメージの向上
に重点をおきました。クラブ単位で評価すると、充分に成果が上がっているのではないでしょうか。

さて、国際ロータリーについても少し、お話いたします。
国際ロータリーでは、世界の切迫したニーズに応えるため、重点項目を明らかにしております。
①平和の推進:異文化理解や難民支援など、その活動は多岐にわたっています
②疾病との戦い:ポリオを世界から撲滅する活動に力を注いでいます。
          世界中のロータリアンから積極的な支援をいただいています
③水と衛生
④母子の健康:地味な活動ですが、根気よく協力していかなければなりません
⑤教育の支援:第一に識字率の向上、そして教育においての性差別を減らす
⑥地域を支える:地方の地域経済の支え、地域社会の発展に寄与する事は、ロータリーの基本
        理念である職業奉仕にもつながります。
すでに、ロータリー年度では下期に入りました。次期役員予定者は研修や勉強の最中でしょうが、新しいロータリーテーマの元、ご活躍いただけることを期待しております。

ところで、少しだけ時間をいただいて職業奉仕関連のお話をいたします。
私は病院経営しておりますが、残念なことに寝たきりになってしまう患者さんもいらっしゃいます。
医療専門のコラムニストや欧米の医療事情に詳しい評論家などは、マスコミ等で次のように発言します。
『アメリカやヨーロッパに、寝たきり老人はいません』
本当に寝たきり老人はいないのか、欧米の医師に尋ねると、確かに『みた事がない』と答えるそうです。
では、日本の医療や介護の技術レベルが低いのでしょうか。
私はそうは思いません。それは、日本と欧米の生命に対する考え方が違う事、そして医療保険制度の違いが大きく影響しているからです。
アメリカ、ヨーロッパで、高齢者が脳卒中や心筋梗塞で急性期病院に行った場合、急性期治療を終えると、直ちに退院させられます。医療費の支払いができず、自ら病院を出る人たちも大勢います。退院してからは、医療で面倒をみることはありません。お金持ちや公務員はナーシングホームや高級老人ホームに入ることができますが、大部分の人たちは自宅に帰るしかありません。介護保険制度が完備していませんので、家族が自宅で頑張しかないのです。仮に熱が出て、肺炎かもしれないけれど、治療はしません。病院受診することもありません。ドラッグ・ストアーでアスピリンを買い飲ませる程度です。
つまり、寝たきりになる前に命が尽きてしまうのです。宗教上の考えか、わかりませんが、寝たきりになる前の治療は不要と考えられています。
先ほど言った、ナーシングホームや高級老人ホームも医療の提供はありません。
医師はいませんし病院受診もさせません。資格のある看護師が看取ってくれます。
海外の学会に出席するような欧米の医師は寝たきり老人などみたこともないでしょう。
日本の場合、高齢者が急性期で病院に運ばれました。お金持ちか貧乏か、無職か、公務員かなど治療に差別があるはずはありません。全力で命を救います。
急性期を脱し、もし食事がうまく食べられない状態であれば、栄養補給をどうしたらいいか、色々検討します。一番いい方法を家族、専門家、医師たちで相談し、介護施設や老人病院に紹介します。その結果、残念ながら自分で食べられなく、歩き回れない、いわゆる寝たきり患者さんがいるのです。
もし、妻、夫、両親の体力が落ち、食事がとれなくなったとき、『もう治療や栄養なんかやらなくてもいいや』と言えるでしょうか。
2009年 老人医学会で大規模のアンケート調査をしました。
『もしも家族が病気になり延命のための胃瘻を希望しますか』
大多数の健康な家族をもつ人たちは
『延命は希望しません、自然に逝かせてください』とこたえました。
私も今はそう答えるでしょう。
しかし、いざ、現実に家族がもう食べられなくなった時、ほとんどの日本人は必ず言います。
『一日でも長く生きていて欲しい、寝ているだけでもいいから』
『やはり、死んでしまうと寂しい、生きていてほしい』といいます。
これが、日本人です。確かに欧米には寝たきり老人はいないかも知れません。
しかし、これは医療の質の問題ではなく、心の問題であるということを知ってほしいと思います。日本人は祖先を敬い、家族を大切にするのです。
この事を皆さんに知ってもらいたいのです。
私はロータリーに入って20年が過ぎ、良き友人と出会いました。職業倫理を守り、肉親、友人を大切にしなければと改めて思います。

最後にロータリーの話題にもどりますが
4月6日 IMがあります。『ロータリーを楽しいものにする方法』をテーマに話しあいます。親睦を深め、多くの良き友人と語り合いましょう。



 幹事報告

通 信
ガバナー事務所
 ・ロータリー財団への年次寄付 協力依頼
 ・4月のロータリーレート 1ドル=110円
秋田東RC 創立60周年記念式典・祝賀会のお礼状
お知らせ
4月 5日(金)理事会開催 11:45 ~


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
3月29日 40名 29名 11名 72.50% 6名
3月22日 40名 31名 9名 77.50% 1名
3月17日 40名 40名 0名 100.00% 0名




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