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第1322回<今年度第17回>2019年11月1日(金)


 会長の時間
会長:阿部 大助
 皆さん、こんにちは。先日、母校である秋田高校の学食復活グランドオープン・レセプションに参加しました。「文武両道のその前に、飯」をスローガンに同窓生を中心に寄付を集め、学食を復活させたものです。自分が高校生の頃より、だいぶおいしそうなメニューが充実していました。テイクアウトできるメニューもあり、なかなかの人気のようです。プロジェクトのリーダーは秋田RCの佐藤裕之会長ですが、実は平成卒業組の若い同窓生がとても頑張ってくれました。まだRCに入っていない方もいましたので、ロータリーへの勧誘をしました。もちろん秋田中央RCをPRしてきましたが、佐藤会長の魅力には敵わず当クラブへの入会までには至りませんでした。申し訳ありません。
 さて、11月はロータリー財団月間です。本日のロータリー財団委員会の時間で佐々木委員長より、詳しくお話ししていただけると思います。よろしくお願いいたします。
 SDGsのゴール7「すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」についてお話ししたいと思います。
 ターゲットは5つあります。2030年までに「安くて信頼できるエネルギーサービスを確保する」「再生可能エネルギーの割合を大幅に増やす」「エネルギー効率を改善する」「クリーンエネルギーの技術への投資を促進する」「特に後発開発途上国や島や内陸にある開発途上国のインフラ拡大の支援する」です。
 クリーンエネルギーについて調べてみました。
 最近、県内では風力発電の風車がどんどんできています。皆さんも日ごろ目にしていると思います。風力発電のメリットは「環境負荷が少ない」「変換効率が高い」「風が吹けば夜間でも発電できる」です。発電中は二酸化炭素や有害物質を排出しないので、環境負荷が少ない点が最大のメリットです。また電気エネルギーの変換効率は、太陽光発電や木質バイオマス発電は約20%、地熱発電は10~20%であるのに対し、風力発電は20~40%で他のクリーンエネルギーより効率がいいようです。一番効率がいいのは水力発電で約80%です。因みに火力発電は35~43%、原子力発電は33%です。
 逆にデメリットは当然風が吹かなければ発電できないのと、低周波音や機械音などの騒音問題、設置場所が限られることです。現状では、低周波音、超低周波音による明らかな健康被害は確認されていないそうです。人によっては景観が損なわれる、と感じる人もいます。
 コスト面も紹介します。発電力kWあたり建設費は、原子力が37万円、石炭火力が25万円、天然ガス火力が12万円、石油火力が20万円、陸上風力が28万円、洋上風力が52万円、地熱発電が79万円、メガソーラー発電が29万円、水力発電が64万円、バイオマス発電が40万円です。廃棄費は原子力発電以外が建設費の約5%で、原子力発電は716億円です。原子力発電はそれ以外に損害費用や追加的安全対策費として10兆円近くの費用が想定されています。
 設備が老朽化し廃棄する場合、環境への負荷が一番少ないのが風力発電です。太陽光発電はカドミウムや鉛などの有害物質が含まれているため、きちんと廃棄できるように廃棄費用を積み立てておくことが努力義務とされています。
 それぞれの発電にはメリット、デメリットがありますが、秋田は風力も地熱も太陽光も水力もバイオマスも、クリーンエネルギーに取り組みやすい場所です。今年は台風だけでなく、大雨や強風など天候が激しくなっている、と実感する年になりました。幸い我々の住む秋田市は大きな被害があまりありません。そんな土地だからこそ、地球温暖化の防止に取り組んでいかなければいけないと思います。
 発電所の建築など、大きなことはできませんが、小さなこと、例えば使っていない電機は消す、出かけるときはPCの電源を切る、多少寒くても厚着をして乗り越える、無駄なアイドリングはしない等、節電、省エネをできることから始めたいと思います。
 本日もよろしくお願いいたします。



 ロータリー財団委員会の時間

スピーチ:佐々木ロータリー財団委員長
テーマ:『ロータリー財団を知ろう』

□地区補助金について
・地区補助金は地元や海外の地域社会のニーズに取り組むため
 の比較的規模の小さい、短期的な活動を支援します。各地区
 はこの補助金を配分するプロジェクトを独自に選びます。
・支給額と支給方法は、地区はDDF(地区財団活動資金)の
 50%までを地区補助金として毎年申請できます。
 尚、50%全額を申請する必要はありません。この50%は
 3年前に地区が年次基金に寄付した額および恒久基金への寄付の投資収益によって生まれた
 DDFをもとに計算されます。地区に一括して補助金が支払われた後、地区がクラブに資金を
 支給します。
□グローバル補助金について
・グローバル補助金は持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模な国際的活動を支援しま
 す。活動の種類としては次のような活動に使用できます。
・人道的プロジェクト ・奨学金、大学院レベルの留学 ・専門職業研修チームの派遣
・支給額と支給方法は、予算額30,000ドル以上のプロジェクトが対象となります。
 グローバル補助金はクラブ/地区からのDDFに対して100%(同額)、現金寄付の場合50%
 の割合でWFからの上乗せがあります。
・資格条件としては、活動が実施される国と地区のクラブおよび援助国側の地区またはクラブ
 は、グローバル補助金を申請する前に参加資格認定を受けなければなりません。また、
 申請書が承認されるには、プロジェクト等の活動で以下の要件が明確に記載されていなけれ
 ばなりません。
・持続可能であり、補助金の資金が使い尽された後にも活動成果を長期的に持続させるための
 計画を含んでいる事。
・測定可能な目標を持っている事。
・6つの重点分野のいずれかに該当する事。
・地域社会のニーズに応える事。人道的プロジェクトまたは、職業研修チームを支援するため
 のグローバル補助金を申請するすべてのクラブと地区はまず地域調査を実施し、調査で学ん
 だ事を基にプロジェクトを立案しなければならない。
・ロータリアンと地域社会の人々の両方が積極的に参加する事。
・補助金の「授与と受諾の条件」に記載された要件を順守する事。
※6つの重点分野とは
・平和の推進 ・疾病との闘い ・水と衛生
・母子の健康 ・教育の支援  ▪地域経済の発展


通 信
ガバナー事務所  
 ・米山奨学生選考会(面接)案内
   日時 12月14日(土)11時~17時
   会場 パーティーギャラリーイヤタカ
 ・11月のロータリーレート 1ドル=108円
お知らせ
理事会報告
 〈新会員公示〉
  氏 名 藤村ゆき
  会社名 ㈱健康米美楽農場
  役 職 代表取締役
  推薦者 熊谷健司会員


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
11月 1 日 40名 30名 10名 75.00% 4名
10月25日 40名 31名 9名 77.50% 1名
10月18日 40名 29名 11名 72.50% 1名


 11月・12月の例会プログラム予定
  11月 1 日 (金) ロータリー財団委員会の時間
スピーチ:佐々木ロータリー財団委員長
テーマ:「ロータリー財団を知ろう」
  11月 8 日 (金) 青少年奉仕委員会の時間
 明徳館高校 生徒生活体験発表会
 受賞者2名招待
  11月15日 (金) 例会変更:10日(日)地区年次大会
  11月22日 (金) 休会
  11月29日 (金) インフォメーション・理事会報告
フリートークタイム:地区テーマの協議会
  12月 6 日 (金) 年次総会
  12月13日 (金) 幹事の時間
  12月20日 (金) 例会変更:15日(日)クリスマス家族例会
  12月27日 (金) 休会




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