皆さん、こんにちは。本日は例会場を変更し、極力「密」の状態を避けるためにさらに広い会場にしてもらいました。
　新型コロナウイルスですが、北九州市で23日間新規感染者がいなかったにも関わらず、この数日で40人以上の新規感染者が出てしまいました。県外からの観光客から感染したと思われます。秋田も1カ月半以上新規感染者がいませんが、県をまたいだ移動により、また感染者が出る可能性があるということです。自分や大切な人を守るため、慎重な行動が必要だと思います。
　地区では例年、この時期には地区研修協議会や会長エレクト研修セミナーが終わり、次年度への準備が着々と進んでいる頃です。地区の委員長は、これら諸会議の前に、リーダーサブリーダー会議等の準備の打ち合わせが2回ほどありますが、今年はオンラインでの配信となりました。やはり対面での会議の方がしっかり頭に入るような気がしました。これは、長男が受けているオンライン授業にも言えることだと思います。地区研修協議会と会長エレクト研修セミナーは、明後日31日に同時開催となります。9時から受付、夕方には終了しますが、懇親会はありません。会長エレクトや次期クラブ幹事として、また地区委員長として何回も出席していますが、他クラブの会長たちと酒の場でできる情報交換が、その後の会長職にとって役立つのですが、残念です。来週には、市内７RC現次期会長幹事会もありますし、11月の地区大会では、思いっきり懇親を深めたいと思います。
　新型コロナウイルスの流行で、ある大学の名前をよく聞くようになりました。皆さんもご存知だと思いますが、報道では「ジョンズ・ホプキンス大学の集計では」という前置きを聞きます。実は米国の政府機関も独自調査の数字ではなく、この大学の発表を引用しています。CNN等のメディアも同様です。
　この大学はワシントンDCのそばのメリーランド州ボルチモアにあります。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学等のように子供のころからよく聞いていた大学名でなかったので、最近できた大学かと思っていました。ところが設立は1876年、ノーベル賞受賞者もこれまで36人も輩出しています。新渡戸稲造もこの大学に留学しています。世界初の研究大学院大学として設立され、現在は公衆衛生学や医学、看護学、また統計学に強く、公衆衛生大学院も設置されています。現在、特に理系大学は研究を中心とした専門教育を行うことが当たり前ですが、その当時は教養中心の学部教育が一般的だったなか、初めて大学院教育を始めています。今回のコロナ流行では、中国出身の学生が地元の感染状況を調べたところから始まり、全世界の政府や報道機関に頼られています。
　1876年といえば日本では明治9年です。この年、廃刀令（帯刀禁止令）が交付されています。翌年には西南戦争がありました。日本の私立大学では、慶応義塾大学や早稲田大学などが1920年（大正9年）に旧制大学として設立されています。青山学院大学は1949年（昭和24年）に新制大学として開校しています。いずれも前身の私塾や専門学校として歴史はもっと古くなります。
　来週は、トランプ大統領の動向が注目されているWHO（世界保健機関）について、お話ししたいと思います。
　これで会長の時間といたします。本日もよろしくお願いいたします。