会長の時間
会長 : 白沢 啓
〈 盛岡に行ってきました 〉
みなさんこんにちは。連休モードから抜け出していよいよ5月も半ばになりました。
連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は家内と両親を車に乗せて、かつて子供たちが小さかった頃何度か行った小岩井農場に行こうとドライブしてきました。なにせ天候不順で寒い連休、そんな中でも暖かくていいお天気だった5月3日のことでした。しかし小岩井と国道の交差点からひどい渋滞がありましたので方向転換、一路、盛岡市街地へとアクセルを踏み込みました。
この街はどこか温かく、粋で、そして賑やかさが街角に佇むいい街です。
マンションが多いのは、そのような暮らしが地元の人の夢であり憧れなんだとか。戸建てにこだわる秋田県とはずいぶん違った嗜好です。そのため高層の建物が多く、最近は都会化も一段と進んだような印象です。郊外も発展しており、晴れた休日の買い物に、イオンなどの大型商業施設入り口にも渋滞がみられました。
満を持してデパートの「かわとく」に。8階建で7階がレストラン街、それより下はちゃんとしたお店です。1階あたりの床面積も広いのでそこは買い物好きには別天地のような場所。秋田市の小さなデパートとは品揃えが段違いで、選択する楽しみも満載でした。
高齢者連れでしたので1階のパーラーでお茶を。いい雰囲気。メニューもいい。接客もいい。ブティックがあってその隣に設けられたお茶とケーキのお店でした。
ふと店内を見渡すとお客さんの服装の素敵なことに目が行きました。みんなおしゃれ。白髪の紳士も若者も個性溢れるファッションを楽しんでいるようす。一番速い新幹線で都まで120分を切ったかどうかしりませんがとにかく近いことで、流行も敏感なのでしょう。昔「東北のチベット」と揶揄された街は、東北の物流における根幹の都市の一つとしてあっという間に力量をつけ、成功体験にあぐらをかいていた某都市を遙かに追い越し、スマートで個性溢れる正真正銘のコンパクトシティーに駆け登ったのです。
「わんこそばでも・・・・」と思いましたが、郷里に帰ってこない子供の昔のことを思い出すからやめようということになって、46号線秋田方向の渋滞の列に入ったのが午後3時。どっぷりと疲れて自宅に戻ったのは午後6時ころでした。
確かに住めば都だが、一抹の羨ましさはなんだろう。思い切って盛岡か仙台に移住しようか。
〈湯沢南クラブさん50周年事業に行ってきました〉
5月15日仕事でしょっちゅう往復する湯沢に向かい、湯沢南ロータリークラブさんの50周年事業に参加してまいりました。当クラブからは松浦パストガバナーと、太田幹事さんの3名です。ちょっとハラハラしたシーンもありましたが、さすが老舗クラブです、要所要所ばっちりと決められて、式典は終了。
懇親会に入ってのハイライトは、京都の芸舞妓になぞらえた「湯ノ華芸妓」の社中。
平成27年春に誕生した芸妓さんの組織でまだまだ歴史は浅いけれど、スタッフ一人一人は艶やかで色気タップリのご婦人たち。バックでは鳴り物の粋で賑やかで艶めいた演出があり、酒の席での酔狂では最高の部類のおもてなしだなと感心しました。
主宰者は稲庭の阿部一人氏。まだ50代前半のいい男。そして、指導に当たっているのが「若勇」さんこと浅利京子女史です。浅利さんは秋田市新屋にお住まいですが、このグループの指導をしておいでで、昔、川反でもお座敷に出ていたという経験豊かな人でした。
踊る指先や体のさばきには、プロ魂を感じましたね。大変素晴らしいものを見させていただき会場も盛り上がりました。やっぱりナマの三味線、太鼓、唄、いいなあ・・・・。
太田幹事さんと、粋な「おひねり」でも投げ込もうよと、若勇さんと事前に打ち合わせしたのですが、タイミングが合わずに投げ込まれず、直接舞台の袖に駆け込んで「おひねり」を手渡ししましたよ。中身は1,000円札一枚と重り役の硬貨数枚でした。なーんだとお思いでしょうが、これもロータリーを楽しむ「ロータリー人」の酔狂です。
テーマ『変わりつつある葬儀・納骨のかたち』
○最近の葬儀の特徴
・小規模・少人数化 会葬者が少ない・家族親族のみでの葬儀
・シンプル化 無駄なものを排除し華美を敬遠
・日数の短縮化 納骨を含め2日間で終了するケース
・こだわり化 故人の嗜好を重視・趣味の物を飾る・音楽
で送る・バラの花をる・・等
○要因
・高齢化 故人の友人も他界しているケースが増える
・少子化 子供がいない等で親戚が葬儀を出さなければいけなくなる
・核家族化 親族の単位がそれぞれの家族単位へ
・将来への不安 残された家族に迷惑を掛けたくない
・形式から心へ 形骸化された儀式からその人らしさを 重視した葬儀
○新しい葬儀のかたち
・直葬 宗教に関らず火葬のみでお骨にしてしまう
・密葬 外部を一切遮断し密かに葬儀を執り行う
・家族葬 メリット 家族や近親者でゆっくり故人を送る充実感 ・・・等
デメリット 香典収入等が少なく持ち出しが多い・・・等
・ゼロ葬 生きた証を一切残さない
○新しい納骨のかたち
・永代供養納骨堂(個別の納骨・合祀納骨)
家系が途絶えお墓を見る人がいない=墓じまい
・散骨 お骨をパウダー状にして海に散骨する=海洋葬とも最近は言う
・樹木葬 墓地として定められた整地にお骨を埋めそこに樹木を植える
・手元供養 ペンダントやインテリア用の骨壺で手元に置いておく
お骨を高熱で炭素化しダイヤモンドに
・洋型モダン仏壇 インテリア感覚の仏壇 下台にお骨が安置できるものもある