本日は、「電力自由化について」、㈱オノプロックス代表取締役小野隆史様よりスピーチしていただきます。２０１６年４月から一般家庭や小規模事業所の電力が自由化されました。普通に生活しているだけでかかる電気料金ですので、安い電気料金プランや電力会社を切り替えるだけで毎月の支出が減るのは我々消費者にとっては嬉しいことです。
　秋田で初めて新電力へ挑戦したオノプロックス様の取組みについて、後ほど詳しくお話を伺いますが、興味深くお聞きしたいと存じます。
　さて、先週２月２日に行われました秋田市内７ＲＣ会長、幹事会で話し合われた内容についてご報告致します。一つ目は、地区三浦ガバナー補佐様からの報告と要請についてですが、次のような内容です。まず、地区の会員数についてですが、別紙資料の通りです。（２０１７年1月２４日現在）秋田中央ロータリークラブの最新では２名増１名減ですので、目標は３名増ですので、あと２名何とか頑張らなければという現状です。それと財団寄付状況については別紙資料の通りです。また４月２日（日）に三地区合同インターシティーミーティングがあります。内容は、ロータリー財団１００周年記念講演会です。秋田市内７ＲＣに１００名以上の出席依頼がございましたので、３月３１日の例会変更で参加したいと思いますので、会員の皆様のご出席宜しくお願い致します。二つ目は、平澤ガバナー年度地区では初めて行われる活動ですが、「ポリオプラス募金活動」。この活動は、５月２７日、２８日に秋田市で開催される「食と芸能の大祭典」にポポロードのブースをお借りし、行う予定であるという報告がありました。その他の議題は、次年度の７ＲＣ親睦ゴルフコンペをチャリティーゴルフにしてはどうか？(秋田南ＲＣ提案)と今年度最後の秋田市内７ＲＣ現・次期会長幹事会、ホストは秋田中央ロータリークラブですが、６月５日（月）ホテルメトロポリタンで開催する事について了承されました。以上簡単ですがご報告致します。
　さて、話は変わりますが、冬に最も多いスリップでの交通事故、先月私の会社の社員が走行中のスリップで対向車（大型トラック）と衝突し､奥さんの運転でしたが当人は飲酒していたので後部座席で横になって眠っていたそうですが、気がついたら救急車の中だったそうです。シートベルトをしていなかったため頭を切るケガと、むちうちになったようですが、２週間程の入院と通院で職場に復帰しました。ただ、むちうち症（頸椎捻挫）の後遺症なのか？首筋が痛く､｢無理をするな｣と言っておりますがあまり調子が良くないようです。『ＫＹ』を皆さんご存知だと思いますが「危険予知」の略称です。別な意味で空気を読めないという意味で『ＫＹ』という言葉を会話に使う方もおりますが、特に冬場は車の運転や歩行時の転倒など様々な危険が多くはらんでいます。その危険を先読みする、予知する事が事故を未然に防ぎます。皆さんも日頃〝どんな危険がひそんでいるか″を予知し、安全に過ごしていただきたいと思います。
　最後にいつものお願いですが、テーブル上の四つの缶、ニコニコボックスにご寄付のご協力をお願いし、会長の時間といたします。

ゲストスピーチ：㈱オノプロックス
　　　　　　　代表取締役　小野　隆史　様
　　　　　　　　　 （ 営業部　佐々木弘紀　様）

テーマ『電力自由化について』

（株）オノプロックスは昭和２３年、私の祖父の時代より新屋を中心としたお客様にLPガスの供給事業を行ってまいりました。近年オール電化住宅の出現やお客様の高齢化による先細りが懸念されるようになってまいりましたが、昨年４月より長年地域独占の続いていた電力市場が解放され、電力販売という新たな商機がやってきました。
　ただこの電力自由化も蓋を開けてみれば県外大手中心の代理店業による参加のみ。電気代という秋田県の資源が僅かな代理店手数料を残し県外へ流れ続ける状況が続いております。そこで弊社はなんとか秋田ブランドでの販売ができないか模索し、昨年１２月経済産業省認定の小売電気事業者に秋田県企業として初めて登録されることができました。
　さて、そもそもこの電力自由化ですが、ただ電力が安くなるということではございますが、その分停電が増える、電力が不安定になるでは社会的な混乱を招くだけでございます。この点について説明させていただきますと、まず電力事業には３つの部門がございます。１つは電気を作り出す発電部門。そしてその電気を物理的に届ける送電部門。
　そして物理的に届いた電気を商品として整え販売する売電部門がございますが、弊社はこの売電部門に参入いたしました。新電力に契約を切り替えた場合においても、この送電部門は変わらず東北電力様が行います。変電所から電線・電柱・ご家庭のメーターにいたるまで全て東北電力様の責任において今後も電力が安定するよう維持管理され、これにより切替えたお客様不便するようなことは一切ございません。また、切替える際に初期費用等も一切かかることなく、今より安い電気料金にできるというのがこの電力自由化の国の政策でございます。例えば落雷による停電の際に緊急出動し復旧するのは各電力会社ではなく、一般送配電事業者である東北電力様です。そのため、新電力に切替えても電気自体はこれまで通り一切変わらない、ということを多くの皆様に知っていただきたく、日々お一人お一人に説明しているのが現状でございます。
　秋田中央ロータリークラブの皆様におかれましても、経費の削減は絶対の課題かと思われますので、これを機会に皆様に提案させていただきたいと考えております。この上ないPRの機会をいただき心より感謝申し上げます。