会長の時間
会長 : 佐々木 力
本日はご多忙中のところ、藤村ゆき様にゲストスピーチにおいで頂いております。
秋田を元気に!農業女子の酒づくりについてスピーチをされます。宜しくお願い致します。先月の春を食する夜例会以来、特別休会や大型連休を挟んで久し振りの例会となります。会員の皆様それぞれレジャーを楽しんだり帰郷したりと、リフレッシュしたのではないでしょうか?2日休みをもらえば9連休にもなると言われておりましたが、経営側からみれば1ヵ月の3分の1が仕事なしではちょっと困りものです。大企業にお勤めの方や公務員などであればそういう心配はないと思いますが、我々中小零細企業からみると別な世界に見えてきます。ボヤキですかね・・・。
さて今日は「シェアビジネス」について少し話をしたいと思います。ゴールデンウィークにかかわらず、「週末には自分の別荘でゆっくり過ごす。源泉かけ流しの温泉につかり昼間にしたゴルフの疲れをとる」なんてことは夢物語ですが、できれば最高ですね。高度成長期からバブル期まで日本は車や家、自社ビルなどの〝所有欲″が日本経済の原動力となって景気を支えていました。バブルがはじけ景気が低迷し、その後1990年代からパソコンの普及でIT化が急速に発展し、消費形態に変化が生じております。最近は空き家、空き店舗、別荘や遊休地、工場、車など「モノ」で溢れる時代となり、所有欲が薄れてきているとも言われます。その〝所有″に変わる概念として注目されているのが「シェアビジネス」です。車(カーシェアリング)、家や別荘(シェアハウス)などはよく聞きますよね。さらに最近ではシェアの概念が変わり、設備、工場、社員、不動産といった〝アイドル″をマッチングする「アイドルエコノミーサービス」が注目され、様々な業種で新手のサービスが生み出されております。〝アイドル″とは「使用されていない」「遊んでいる」という意味で使われる英語の形容詞です。飲食業界ではお客の一番少ない時間、製造業では工場の機械が稼働していない時間帯を「アイドルタイム」と呼ぶそうです。自前の不動産、車、工場、社員を持たずに、空いているヒトやモノ、設備、能力を見つけ出してマッチングさせるサービスが「アイドルエコノミー」です。それを業種とする中小ベンチャー企業が増加しているそうです。
すべてはITが主役です。スマートフォン、タブレット端末、ネットワーク網が全世界に張りめぐらされて、どこでも誰でも情報がシェアでき、さまざまな効率的なサービスが生み出される。スピード変化についていかなければ置き去りにされそうです。国際ロータリーのリソース、きちんと各ロータリークラブがシェアしたいですね。
最後にテーブル上の四つの缶へのご寄付とニコニコボックスへのご寄付をお願いし、会長の時間といたします。
米山記念奨学生:ブイ ティ ユエン(ベトナム)
秋田大学:システムデザイン工学科専攻
奨学期間:2017年4月~2019年3月
青少年奉仕委員会の時間
ゲストスピーチ:藤村 ゆき 様
健康米 味楽農場/農業女子プロジェクトメンバー