先週の日曜日、能代にて地区の会員増強・ロータリー財団・ロータリー米山記念奨学会の合同セミナーが開催されました。当クラブからは松浦パストガバナー・阿部米山地区委員長・中村幹事・大嶋会員・そして私の5名で参加してまいりました。セミナーではお二人の方より、米山記念奨学関連のご講演をいただき、大変素晴らしい内容のお話に感動してまいりましたが、本日はその合同セミナーの中で、はじめに講演された方が関わってきた米山クラブの設立関連のお話をしたいと思います。
はじめに講演された方は、東京米山友愛ロータリークラブ特別代表の肩書をお持ちの関博子さんという方で、この東京米山友愛ロータリークラブというのは米山学友を中心とした多国籍の会員が集まったクラブと言うことで、奨学金給付の後もロータリー事業の意義を継承して頂き、世界を繋ぐ活動に関与して頂きたいと熱い思いで、5年の構想ののち、2010年2月に新世代クラブとして発足したそうです。現在の会員数は31名で出身国8か国及び、例会場はホテルニューオオタニですが、食事をとらず、コーヒー・紅茶一杯のシンプルな例会運営スタイルだそうです。事務局も設けず、会員が持ち回りで事務役割を担っているそうです。そんな意義深いクラブではありますが、会員の帰国や仕事上の転出などで、どうしてもクラブに留まれないという問題も抱えいたようです。
そこで、国境、地区、さまざまな垣根を越えたネットワークを構築すべく2012年6月東京米山ロータリーEクラブ2750を発足されております。
みなさんご存知の事と思いますが、Eクラブとは直接決まった場所と時間に顔を合わせるのではなく、主にインターネット上で例会を開くロータリー・クラブのことをいいます。通常のロータリー・クラブと同様に、奉仕プロジェクト、募金行事、親睦の活動に取り組み、そしてRIの加盟会員としてのすべての権利、特権、義務を有します。となっていまして実際に東京米山ロータリーEクラブ2750では、会員同士のビデオチャットを定期的に討議の場として開催しており、例会時間については決まった曜日の決まった時間という時間枠を設けるのではなく、一週間に一度 クラブ側は定めた時間に通常例会のように、「会長の時間」「幹事報告」「卓話」「委員会報告」に該当する記事内容をホームページ上に掲載アップし、会員は自由な時間に閲覧するというものです。不定期ではありますが、直接会員が集える各種親睦会も開催されているようです。またニコニコや各種寄付行為、そして会費の支払いについてもすべてホームページを経由してのクレジットカード利用によるオンライン決済となり、まさにインターネット時代を象徴するようなシステムでありますが、パソコンとネット環境があれば関さんが理想とする国境、地区、さまざまな垣根を越えたネットワーク構築ができる環境であると感じました。現在30名の会員数で、(2017年3月1日現在)です。出身国は6ケ国(日本、中国、ミャンマー、インドネシア、バングラデシュ、ネパール)話す言語は合計8カ国語以上に及んでおります。
いずれにしても、関さんの米山に掛ける情熱は素晴らしく、二つもクラブを作ってしまうパワーは、とても静の顔をもつ表千家の茶道家とは思えないバイタリティでした。是非この気力を見習いたいものだなぁと感じた次第です。
テーマ『宗教法人について』
宗教法人とは、宗教者と信者でつくる、法人格を取得した宗教団体の事である。
持分が全くなく、営利(剰余金配当、残余財産分配を出すこと)を目的としない非営利団体(収支相償)で、文部科学大臣もしくは知事が所轄庁である広義の公益法人の一つ。また、境内地などは公共施設でもあり、さらには社会的慣習、儀式及び祭礼行事を始めとして、口承による伝統及び表現や庭園、建築物、芸能、自然及び万物に関する知識及び慣習、伝統工芸技術などの分野においてユネスコの無形文化遺産や世界遺産、文化遺産などへ該当したり、加えて日本国の文化財保護法に示される数々の文化財や、その上に経済産業大臣指定伝統的工芸品等も数多く承継したり、宗教法人法18条では法規に反しない範囲で宗教上の規約、規律、慣習及び伝統を十分に考慮するよう求められている団体でもある。税法上の扱いは公益法人等。宗教法人は、敷地、境内、墓地などの固定資産税と、お布施、寄付などによる収入(公益事業会計)には税金がかからない非営利団体で、公益事業が行え、税制面で特典があるといわれていますが、具体的には、宗教法人は収益事業に対してのみ課税し、一般事業の税率とは異なる低率の税率で課税されるようになっています。また、宗教法人の給与には源泉所得税がかかります。