会長の時間
会長 : 石川 正美
〇ロータリー財団
ロータリー平和センター
世界7つの著名大学に設置されているロータリー平和センターでは、平和構築に必要とされる専門知識とスキルを養う機会を、平和フェローに提供しています。毎年、最高100名のロータリー平和フェローが世界各地から選ばれ、紛争解決、平和研究、国際関係分野の修士号プログラム、または専門能力開発修了証プログラムを通じて、研究と実地研修を行います。地区は、候補者を何名でも推薦することができ、フェローは世界競争制を経て選出されます。フェローは卒業後、政府、非政府組織、軍、警察、教育関係、人道支援、司法、国際機関など、さまざまな機関・団体に就いています。
ロータリーの補助金
ロータリー財団は、人道的プロジェクト、奨学金、職業研修チームを支援するための補助金を提供しています。グローバル補助金は、ロータリーの6つの重点分野に該当し、持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模な国際的活動を支援します。予算は30,000ドル以上のプロジェクトが対象となり、財団からの支給額は最高200,000ドルとなります。地区補助金は、地元や海外の地域社会のニーズに取り組むための、比較的規模の小さい、短期的な活動を支援します。
〇公共イメージ
公共イメージを高めることによって、ロータリーに対する理解と認識が増し、入会と支援への関心が高まるため、より一層充実した活動が可能となります。ロータリーに対する認識と理解は、会員一人ひとりの言動によって決まるため、ロータリーの価値観に背くような行為をすべきではありません。私たちは、ロータリーでの体験談とロータリアンとしての誇りを語り伝えることによって、ロータリーとその活動に対する人びとの認識を向上することができます。また、ロータリーのさらなる発展のために、知人や友人をクラブに誘ってみましょう。
〇国際的な経験
ロータリーだからこその大きな魅力の一つは、国際的な経験をして、国境を越えたネットワークを築けることです。海外からの青少年交換学生の受入れ、国際大会やその他の国際的イベントへの参加、海外クラブとの交流やプロジェクトでの協力など、さまざまな方法があります。
ロータリー国際大会
毎年5月か6月に開催されるロータリー国際大会は、ロータリー会員とその家族が世界中から参加する一大イベントです。年度によって世界の異なる都市で開催され、20,000~40,000人の参加者が集います。ロータリー会員としての経験をみんなで一緒に味わい、世界中のロータリアンとネットワークを築くことができる貴重なイベントです。
ロータリー友情交換
海外で異文化を学び、世界観を広げたいという方には「ロータリー友情交換」プログラムがお勧めです。新し友人をつくり、奉仕プロジェクトのための海外パートナーシップを築き、国際理解を深めるための絶好の機会となります。2017年7月1日現在、ロータリー会員でない方も参加できることになっています。
ロータリー地域社会共同 (RCC)
RCCは、奉仕活動を通じて「自分たちの街を自分たちの力でより良くしたい」と願う地域社会のノンロータリアンによって形成され、ロータリークラブがスポンサー(提唱者)となります。ロータリー会員は、RCCメンバーが地域社会のニーズに効果的に取り組めるよう、職業的な専門知識のほか、ガイダンス、励まし、運営上の支援、物資の提供を行います。RCCプログラムは、地域社会における生活の質を向上することを目的に、1986年に開始されました
【新会員入会式】
氏 名 舘岡知子
会 社 名 アーキプランナーズ株式会社
役 職 代表取締役
推 薦 者 雑賀会員
ロータリー米山記念奨学生スピーチ
スピーチ:米山記念奨学生 ブイ・ティ・ユエンさん
留学生の生活
私は日本へ来てから、あっという間に4年半が経ちました。今日、ここに立って4年半前のことを思い出してみると私にとって、外国に留学することは難しことですが、ベトナムドンズーの日本語学校の先生方をはじめ、支援会の方々のおかげで日本に留学できました。ドンズー日本語学校の方には詳しく楽しく日本語を教えていただいて、半年後にはとてもよくなったとは言えませんが、基礎的な日本語知識を身につけました。
日本に来る前の日に、お母さンと一緒に荷物を準備しました。最初、日本の国のことは良く知らなくて、物価、食品、生活物品など、全然知らなかった。日本人はどうやって、食べるか、交通機関はベトナムと同じのか?頭の中にいろいろな疑問が飛んでいました。だから、荷物は何が必要か?、何を準備すればいいのか?先輩、先生によく聞いても、まだすごく悩んでいました。最初、日本の味がまだ合わないかもしれないので、お母さんがちょっと心配して、荷物のケースの中に服、薬以外はほとんどインスタントラーメンと。。。後,女性に対して必要なもの。。。皆さん、どんなものと思いましか?。。。はい、1/3
荷物はナプキンです。日本に始めの一歩を踏み出した日のことをよく覚えています。日本の専門の担当先生は寮に来て、日本の生活を案内するときに、私の荷物を見て、すごくびっくりして、笑いながら、叱ってた「なんで、荷物はナプキンばっかりなの?」と言いました。私は恥ずかしくて、小さい声で答えました:はい、日本はナプキンがないと思いましたので。。。。先生はにこにこで:日本の女子も使うよ、安心してくださいねと言いました。
日本に来てから、最初は色々な困ったことが起こりました。日本語がまだうまく使えなかったので、ほとんど話せなかったです。日本語専門学校で勉強するので外国人向きの学校だから、日本人と会うチャンスがスーパーや交流会、アルバイトしかありません。あの日、私はスーパーに行って、前の交流会で知り合った日本人を見て、声をかけても、残念ながら返事してくれなかったり、無視されたりしたことが多かったです。ある日、道に迷って、誰かに教えてもらおうと思って、周りの日本人に聞いてみたんだけど、日本語で聞いているのに「英語わかりません、交番まで聞いてください」と言われたこともありました。私の日本語は英語っぽいですか。実は私も、英語が苦手です。外国人の友達がたくさんできましたが、日本人の友達が少ししかできません。私は日本のことが大好きです、せっかく日本に留学できて、たくさん日本人の友達を作りたいです。
日本語学校で2年間を振り替えってみると、様々なことがありました。幸せなことがあれば悔しいこともありました。私は全部で3回も留学試験を受けましたが、結果に全然満足できなかったから、とてもがっかりしました。弱気になったこともありました。その時、もう大学への門が閉ざされたと思いましたが、先生方や友達がいつもそばにいて、たくさん励ましてくれたので、弱い自分に勝つことが出来るように頑張ってきました。
大学を受験する前に先生方は私たちの面接練習するために時間を作ってくださったのを見て、自分でもっともっと努力したいと思いました。最後まで、あきらめずに頑張りました。自分の努力と先生方の指導のおかげでやっと私は大学の合格証書を受け取ることができました。
この経験を通して七転八起という言葉の意味のとおりに何をするときでも、最後までしっかり一生懸命に努力すれば必ず成功すると信じています。
今、大学で三年生になって、大学の生活ももう慣れてきました。3年前は「日本人は冷たいな~」と言ってしまった、この考えが胸でいっぱいでしたけど、今は、大体変わりました。日本人となかなか仲良くなれませんでしたが、周りに優しい人がたくさんいるとおもいます。例えば、私は初めて駅へ行ってるとき、切符販売機の使い方がわからなくて、隣の知らないおばあさんがてつだってくれました。また、財布、携帯も教室に忘れて、もうなくなったと思ったけど、次の日に、学校支援課から連絡して、全部戻ってきました。拾った人にとても感謝しました。
大学に入ったから、周りの人とよく話したり、交流会やボランティア活動などの活動に参加したりしました。そのおかげで、コミュニケーション能力も向上して、人間関係もよくなっていると思います。日本人の友達もできました。特に、今年の4月から、ロータリー米山記念奨学会から支援してもらいました。他の奨学金と違って毎月例会に出席し、奨学生の顔を合わせて、奨学金を渡すのはとても感動しました。カウンセラーという制度あって、経済的な面だけでなく、精神的な面よりも応援していただけ、いつも、安心して、集中勉強できるようになりました。今、3年生で、学校が忙しいから、あんまり交流できなかったけど、これから、もう1年間半でもっと楽しく交流したいと思います。
これから、進む道は依然として困難が多いかもしれません、将来どうなるか、まだ分かりませんが、まだ若いから、いろんなことを体験したいし、勉強したいし。今こそ頑張らないといけないと思います。皆様、今まで、ありがとうございます。これからも、宜しくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。