ロータリーにNO はない
先輩会員が、「ロータリーにNOはない」と言っているのを聞いたことがありますか。ロータリーの中で、何かの役職を頼みたい時、奉仕活動を手伝ってもらう時など、頼みごとを断られると、「ロータリーにNOはない」という、このセリフが飛び出してくることがあります。
「モノを頼んでおきながら、なんて失礼な言い方なんだろう」とか「全く強引な人だ」なんて腹を立てたりしないでください。その人は、あなたを見込んで、あなたの能力を信じて頼んでいるのですから。
「自分たちがロータリーに入ったころは、『ロータリーにNOはない』と言われて断わることなんかできなかったのに、最近の人たちは平気で断わってくる」と、言っている年配の会員を時々見かけます。
クラブ会長や幹事、委員長などの役職に就くと、いろいろな仕事が舞い込んでくるので、そんなことはやりたくないと思われている方も多いかもしれません。
せっかくの休みをつぶして奉仕活動に付き合うのは、ごめんだと思われている方も多いかもしれません。
しかし、これらのことは、あなたに断られたからやめればいいというものではないのです。あなたが断れば、必ず別の誰かがやらなくてはならなくなるのです。
そして大抵の場合、それはいつも同じ人に、つまり頼まれごとを断ることのできない人に回ってくることになります。あなたも仕事が忙しいかもしれませんし、家族との約束もあるかもしれませんが、その人も同じように忙しいことでしょう。
ロータリーで、「忙しい」というのは、仕事を断る理由にはなりません。忙しい人がいっぱいいるからです。「忙しい時間を上手にコントロールして活動の時間をつくることも大切。それも勉強のうち」という言葉も、ロータリーではよく耳にします。
うまく断ることができたら、あなたは「良かった」と思うかもしれませんが、実は、ロータリーでの大きなチャンスを逃してしまっているかもしれません。
入会したばかりのころは、ほとんど知った人がいなくて、戸惑うことばかりだと思います。誰に聞いたらいいかすらわからないでしょう。でも、共に活動をすることにより、先輩会員はあなたのことを覚えてくれます。共に活動をすることにより、あなたのことを仲間だと思ってくれるでしょう。そうなれば、クラブにあなたの居場所ができていきます。共に活動すれば、例会の始まる前や終わった後で、先輩たちの仕事や趣味の話、さまざまなロータリーの話を聞くことができるようになるでしょう。あなたがクラブでしてみたい活動について話をする機会に恵まれるでしょう。
「NO」と言わずにロータリーの活動をしている人たちは、ロータリーの本当の楽しさを知っているのかもしれません。ロータリーで仲間をつくることの喜びを体験しているのかもしれません。
「ロータリーにNOはない」と言っている先輩会員は、「NO」を言わなかったおかげで、何か良いことがあったという経験の持ち主で、あなたにもその経験をしてほしいと願っているのかもしれません。
入会したものの、ロータリーのことがよくわからない、ロータリーにうまくなじめないと思っているあなたは、「忙しいからできない」という言葉をのみ込んで、自ら率先して仕事を引き受けてみてはいかがでしょうか。と言う耳の痛いお話で、会長の時間といたします。
地区研修・協議会は,先週の日曜日の5月13日に大仙市のグランドパレス川端で開催されました。秋田中央ロータリークラブからは,私の外に,松浦新パストガバナーをはじめ,次期ガバナー補佐の細谷重直会員,阿部大助地区ロータリー米山記念奨学委員長,白沢啓次期クラブ奉仕委員長,平澤敦夫次期職業分類委員長・会員選考委員長,湊修次期ロータリー財団委員長,舘岡知子会員が出席しております。
午前中の本会議は,開会点鐘の後,栁谷ガバナーの挨拶と冨樫ガバナーエレクトの次年度RI方針と地区方針の説明がありました。その後,平澤孝夫直前ガバナーが初めての企画として2540地区の長期的な計画を立案する組織の「地区長期計画委員会」委員長として挨拶されました。
昼食の後,山形県の第2800地区のパストガバナーやRI会長代理を務められた鶴岡ロータリークラブの藤川享胤氏の講演がありました。藤川氏は「ロータリアンの矜持」という演題をロータリ-の「親睦と奉仕」について,職業奉仕を中心として非常に格調高くお話してくださいました。「職業奉仕とは何か」について,少しは解ったような気がしました。
その後,6つの部会に分かれて,研修が実施されました。私は,第1部会で「会員基盤向上」という観点からの栁谷ガバナーのお話を聞きました。
分科会の後は,午後の本会議です。分科会報告,規定審議会委員会の報告,一般会計予算のうち地区運営負担額についての変更についての審議,阿部大助次期米山記念奨学委員長の司会による米山奨学生の紹介と進みました。当秋田中央ロータリークラブがお世話しているブイティユエンさんも米山奨学生として紹介されました。 午後5時からは,懇親会が始まり,経験多数のコンパニオンさんにお世話になり,ようやくリラックスすることができましたが,秋田中央ロータリークラブの委員会構成や会長方針の策定が済んでいないことを思い出し,何とか頑張ろうと思った春の夜でした。