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第1315回<今年度第10回>2019年9月13日(金)


 会長の時間
会長:阿部 大助
 皆さん、こんにちは。
 今週水曜日の11日に秋田明徳館高校の生徒生活体験発表会に5名で参加してきました。23名の生徒が発表する予定でしたが、6名の生徒が欠席でした。今回発表した17名すべてが高校生活において、また明徳館高校入学に至るまでやアルバイトなどの経験を通して感じたことや今後の目標について貴重な発表をしてくれました。発表の題材となる経験はとても興味深いのですが、大人の我々から見ればもう少し文章の構成や話し方を工夫すれば、さらにいい発表になったと感じました。ただ逆に高校生のリアルな声を聴くことができたのだとも感じました。
 さて、今日は最近よく聞くようになったSDGsについてお話ししたいと思います。
 これ自体は2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。私自身がこの言葉を聞くようになったのは昨年ころからで、青年会議所や知り合いのNPOが使い始めてからです。
 SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGsは発展途上国だけではなく、先進国自身が取り組むべき普遍的なものです。17のゴールは、
 1.【貧困】貧困をなくそう               
 2.【飢餓】飢餓をゼロに                
 3.【保健】すべての人に健康と福祉を          
 4.【教育】質の高い教育をみんなのために        
 5.【ジェンダー】ジェンダー平等を実現しよう      
 6.【水・衛生】安全な水とトイレを世界中に       
 7.【エネルギー】エネルギーをみんなにそしてクリーンに 
 8.【成長・雇用】働きがいも経済成長も
 9.【イノベーション】産業と技術革新の基盤をつくろう
10.【不平等】人や国の不平等をなくそう
11.【都市】住み続けられるまちづくりを
12.【生産・消費】つくる責任つかう責任
13.【気候変動】気候変動に具体的な対策を
14.【海洋資源】海の豊かさを守ろう
15.【陸上資源】陸の豊かさも守ろう
16.【平和】平和と公正をすべての人に
17.【実施手段】パートナーシップで目標を達成しよう
です。
 ある事業やプロジェクトに関して、それがSDGsのどのゴールを目指しているか、を定義して使うようです。
 例えば、ロータリークラブが取り組んでいるポリオ撲滅推進活動は、ゴール3【保健】、ゴール6【水・衛生】、ゴール10【不平等】を目標にしている、と言えます。すべてのゴールを目指してロータリーの活動は推進できるはずです。
 他には、個人的にお付き合いのあるあきた地球環境会議という法人で行っている「気候変動対策×主権者教育」プロジェクト~みんなで描く、にじいろ未来~という高校生を対象にしたプロジェクトがあります。これはゴール4【教育】とゴール13【気候変動】を目標にしています。
  これからの会長の時間では、ロータリークラブや身近な団体が行っている具体的な事業と関連付けながらそれぞれのゴールについて紹介していきたいと思います。
 明日はいよいよ中村会長エレクトをはじめとする多くの方々が携わっている千秋花火です。翌日のクリーンアップ例会も合わせよろしくお願いいたします。
 
 本日は職業分類・会員選考委員会の時間です。委員長の小林科樹会員から相続法改正についてのスピーチを楽しみにしています。
 本日も、よろしく願いします。
「生徒生活体験発表会」表彰風景



 職業分類・会員選考委員会の時間

スピーチ:小林職業分類・会員選考委員長
テーマ:『40年ぶりの相続法改正でどう変わるか?』

*平成29年からの民法改正の一連の流れの一つ。債権・保証・時効等・・・。
 相続については、配偶者の生活の保護と、相続争いを
 減らすことを目的に改正させています。

①自筆証書遺言の方式緩和~2019年1月13日から
 〇全て手書き→パソコンでの財産目録や通帳のコピー添付も
  可能になり作成の手間が軽減
②法務局での自筆証書の保管制度~2020年7月10日から
 〇裁判所での検認を受ける必要がなくなる。また、法務局への問い合わせで遺言書の有無を
  調べてもらえる。
③預貯金の払い戻し制度~2019年7月1日から
 〇被相続人の預貯金は亡くなった時点で遺産分割協議が終わるまで引き出せなかった。
  この制度で葬儀費用や生活費などの一定の範囲内であれば預貯金を引き出せるようになる。
④居住用不動産の贈与に関する優遇措置~2019年7月1日から
 〇生前の贈与は遺産の先渡しを受けたとして、遺産分割の際、遺産の取り分が減ってしまう
  ことがあった。婚姻期間20年以上の夫婦が居住する不動産がある場合、その不動産をあら
  かじめ贈与を受けていたとしても、生前贈与に含めないことで遺産分割の際、配偶者の
  取り分が増えるようになった。
⑤遺留分制度の見直し~2019年7月1日から
 〇経営者が被相続人で、複数いる相続人の内の一人がその事業を受け継ぐ場合、事業を受け
  継ぐ相続人の相続額が多いことを不満として、その他の相続人が「遺留分減殺請求」を
  行うことがあります。
  遺留分減殺請求が行われると、遺留分を侵害した相続人(事業の後継者)が受け取る遺産
  が減殺され、事業の承継に支障をきたすことがあります。
  これを避けるために、「固定合意」「除外合意」といった方法により円滑な事業承継を
  行うことができるようになります。
⑥特別の寄与の制度創設~2019年7月1日から
 〇これまでは、被相続人の息子の配偶者が、生前に被相続人の介護をしていた場合でも、
  息子の配偶者は相続人ではないので遺産を受け取ることはできませんでした。
  この不公平感を解消するためのもので、この制度では、被
  相続人が死亡した際、息子の配偶者が他の相続人に対して金銭を請求することができる
  ようになります。
⑦配偶者居住権~2020年4月1日から
 〇配偶者居住権が創設されました。相続開始時に被相続人所有の建物に居住していた配偶者
  は、遺産分割の際に配偶者居住権を取得することができます。これにより配偶者は自身が
  亡くなるまで、あるいは一定期間、その建物に無償で居住できるようになります。


通 信
ガバナー事務所  
 ・ガバナー月信(会場回覧中) 
 ・米山梅吉創立50周年記念特別寄付依頼
   寄付例として(法人寄付 1口 10,000円・個人寄付 1口 3,000円)
  (詳細は事務局までお問い合わせください。)
秋田RCより依頼2件
 ・市内7RC名簿について
  (P20 霜鳥秋則会員のメールアドレス削除依頼)
 ・『ロータリーデー』市内RC共同開催の提案
   開催日時 9月28日(土)29日(日)11時~16時
  「第5回秋田かやき祭り」会場にて
   場  所 アゴラ広場
お知らせ
地区大会のご案内中です。市内RCは全員登録となっておりますので、
 何卒ご参加くださいますようお願い申し上げます。


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
9月13日 40名 29名 11名 72.50% 5名
9月 6 日 40名 34名 6名 85.00% 0名
8月30日 40名 31名 9名 77.50% 0名




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