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第1318回<今年度第13回>2019年10月4日(金)


 会長の時間
会長:阿部 大助
 皆さん、こんにちは。
 10月は米山奨学月間です。米山記念奨学生のソアンさんにもこれからスピーチをしていただくので、本日はロータリー米山記念奨学事業についてお話ししたいと思います。
 皆さんご存知の通り、私はクラブの米山奨学委員会や地区の委員会に6~7年関わっています。初めのころは「何で入会したばかりの自分が」と思いながらも、若くて優秀、様々な国籍の奨学生と触れ合うこと自体を楽しんでいました。多くの奨学生も、ほかのロータリアンに比べれば年の近い私に話しやすいこともあったと思います。経験を重ねながら、地区の委員長として様々な業務を遂行していく中で気づきや発見もありました。
 これまでも話す機会がありましたし、来月の地区大会でも話す機会があるので、米山記念奨学事業についての説明は簡単にします。
 1952年東京RCが奨学事業構想を立案したところから始まります。翌年に「米山基金」として募金を開始し、1954年奨学生1号となるソムチャードさんがタイから来日しました。1959年に世話クラブ制度が始まり、1960年に「ロータリー米山記念奨学会」となり1967年に財団法人化しています。背景として1949年に日本のロータリーが国際ロータリーに復帰、1951年にサンフランシスコ講和条約調印、1954年には国費留学生制度が開始されています。米山「記念」奨学というように、米山梅吉さんが作った基金ではなく、同氏の遺徳を偲び、記念して作られた基金・奨学金制度です。いまだに地区役員でも勘違いしている方もいるようで、米山梅吉記念館のことを私に質問してきます。
 これまでに129の国と地域から21,023人の奨学生が誕生しています。本年4月から始まった2019学年度は全国で868人、2540地区では9人の奨学生がいます。奨学期間が終了した学友も世界中にいて、台湾や東京では学友を中心に発足したRCもあります。奨学会事務局で把握しているだけでも238人の学友がロータリアンになっています。ぜひ、ソアンさんはじめ、秋田中央RCでお世話したユエンさん、タンさん、杜慧さん、それ以前にお世話した方たちにもどんどん活躍して学友会やロータリーと交流を深めてもらいたいと思います。
 続いて、あまり話す機会のない地区委員長の仕事を紹介したいと思います。
 毎年7月に翌年4月からの奨学生候補を紹介してもらうために指定校を選びます。当地区では、秋田大学、秋田県立大学、国際教養大学が指定校ですが、他地区では大学数が多いので、大変そうです。ノースアジア大学や秋田高等専門学校も以前は指定していましたが、対象となる留学生がいないようでした。12月には奨学生の面接があります。例年ガバナー、ガバナーエレクト、米山記念奨学会の理事、評議員、地区委員長の5名で面接します。受験する奨学生も緊張していますが、我々もくたくたになりながら面接しています。面接当日までにも、面接官や面接会場の日程調整、面接官向けのオリエンテーションなどやることが結構あります。面接終了後には世話クラブの選定もしなければいけません。
 3月には米山記念奨学生終了式・歓送会があります。1年ないし2年の奨学期間を終え、巣立っていく奨学生の成長は目覚ましいです。毎年感動します。
 4月には新規奨学生とカウンセラーのオリエンテーションです。まだ緊張している奨学生と世話クラブの顔合わせの場です。ここでしっかりとコミュニケーションが取れているクラブは、卒業後も交流できているようです。実は歓送会もオリエンテーションも一番大変なのは地区役員の日程調整だったりします。
 その後は、各クラブからの卓話依頼の対応です。卓話訪問に積極的な奨学生、忙しい奨学生、いろいろいて調整が難しいのですが、できるだけ偏りのないようにしなければいけません。また、奨学生レポートやカウンセラー所見のチェック、地区内各種大会、セミナーなどにも駆り出されます。
 地区内の仕事は大雑把にこんなものです。それ以外に毎年12月と5月に地区米山委員長セミナーが東京であります。朝10時から夕方までみっちり勉強です。何年か参加しているので、他地区の方や事務局のスタッフとも仲良くなり、セミナー終了後の有志による懇親会も楽しみになりました。他にもシステム開発検討小委員会に召集され2年間7回にわたって参加してきました。
 最初のうちは地区の行事に行っても自分一人で心細かったのですが、すぐに雑賀さんが地区の副委員長としてサポートしてくれるようになり、精神的にもとても助かりました。感謝しています。
 本日は米山記念奨学委員会の時間です。ソアンさんのお話、楽しみにしています。
 本日も、よろしく願いします。


 米山記念奨学委員会の時間

スピーチ:米山記念奨学生 ブ・ティソアンさん
テーマ:『ベトナムのテト』

 テトは旧暦の正月で東南アジアの国の一番大事なイベントです。西暦の1月から2月までの間行います。日本と同じ、学生と労働者は10連休があります。旧暦の12月27日から1月6日までです。10日の中にどのように過ごしますか。
 一番早いのは12月の23日に天国に神様を見送ります。その日は鯉が波を乗り越えて龍になって雨や肥沃な土地を作って神様と一緒に行かれます。この心情のためベトナムの鯉を出獄します。
 つぎは”bánh chng”を作ります。賞味期限が短いので27日か28日に作ります。昔はベトナムが貧乏なので安くなるために各家族が作りました。今、作りはめんどくさいので大きい家族だけが作ります。時間がかからないために買います。私の家族は母の兄弟が集まって30個ぐらいを作りました。ベトナムにいた時子供なので包む係ができなくて準備しかできませんでした。
 次は花を買いに行きましょう。テトに近い日は花だけ売る市場が開きます。ここで許可をもらえなくても自分が植えた花を売れます。色々な花を売りますが特にテトに欠かれない桃の花とキンカンの木です。なぜキンカンの木をかざすかというとテトの時期はキンカンの木が一番綺麗な時期のことです。キンカンの木は葉っぱを生き生きとするしみも垂れますので 豊かな収穫を持っている。この木を家に飾る意味は来年も豊かな収穫できるように願います。
 ベトナムは先祖を祭る慣習がありますので壇上が大事です。テトの日で壇上に果物盛りカゴとお菓子があります。果物盛カゴは普通に五種類の果物があります。五種類の果物があります。
鶴の絵柄で鮮やかな
赤いアオザイを
披露くださいました。
地域によって違いますが基本はバナナ、ココナツ、パパイヤ、マンゴ、グレープフルーツです。それは先祖や保護した人々に対する人々の尊敬や感謝を表すためです。準備ができましたので大晦日を迎えましょう。12時ちょうどに花火を打ち上げられます。一日と二日には子供が一番楽しみにする日です。お年玉をもらえます。日本とベトナムのお正月の過ごし方が違うかもしれませんがそれこそ国の特徴になります。 


通 信
ガバナー事務所  
 ・10月のロータリーレート 1ドル=108円
 ・2019~20年度 地区大会信任状 提出依頼
ロータリー米山記念奨学会
 ・ロータリー米山記念奨学事業豆辞典(卓上)
 ・2018年度事業報告書(会場回覧)
お知らせ
10月11日(金)
 インフォーマルミーティング開催
  時間:11時30分~
  出席会員:木元R情報委員長 丸谷会員 山下会員
10月11日(金)堀井ガバナー補佐訪問例会
 ご出席をお願い申し上げます。


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
10月4日 40名 31名 9名 77.50% 9名
9月27日 40名 35名 5名 87.50% 0名
9月15日 40名 31名 9名 77.50% 0名




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