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第1388回<今年度第9回>2021年10月1日(金)


 会長の時間
会長:白畑 保
 昨日、秋田県もようやくレベル3に、戻りました。先週もお話しましたが、行政の判断としては、個人的には少し遅かったような感じもします。当クラブも1か月休会してようやく先週からスタートしたわけですが、学校形式もとりやめ円卓に戻しましたので、予防には注意しながらではありますが、また有意義なコミュニケ―ションを取って頂き、少しでもロータリーの本来の姿に近づけてゆければと思います。15日予定している秋を食する例会も、このまま予定通り開催出来る事でしょう。
 さてロータリーでは、多くの地区で導入しているRLI,ロータリーリーダーシップ研究会は、ロータリアンの成長とロータリー観の確立を目的とするプログラムです。
 先日、中区ガバナー補佐の加藤補佐からも要請があり、各クラブから1名以上参加してほしい要請がありました。朝から夕方までのズーム講習を、延べ3日こなすハードな研修となります。当クラブからは、細谷幹事に参加して頂き、勉強したことを情報共有することで、今後のクラブ運営に活かしてゆきたいと思います。
 先週は、土曜日は、市内7ロータリーのゴルフコンペでした。今年度は50回記念大会でしたが、秋田南ロータリークラブがホストとなって男鹿カントリーで開催され60名の参加で行われました。当クラブも私含め5名の参加で、湊エレクトをはじめ、佐々木力会員、木元会員、井上会員と、快晴の下で芝刈りをおこなってまいりました。湊エレクトは82で16位。佐々木力会員も21位と奮闘して頂き団体戦も6位の成績でした。そして、優勝は秋田南ロータリークラブでした。
 来年ホストクラブですので、勉強方々参加致しましたが、南の方々も結構な人数をかけてアテンドされており来年はゴルフだけでなくご協力を頂かないとうまく回らないと、湊エレクトとも話していたところです。
 いつも皆さんにご協力をして頂いての各事業になりますが、またお力を借りながらすすめてゆきますのでどうぞ宜しくお願い致します。
 明日から、我社でもスポンサーになっております秋田ノーザンハピネッツのホームで開幕です。私も会場に行きますが、秋田を盛り上げるスポーツコンテンツの1つなので、皆さんも、大小問わず応援してゆきましょう。
 秋田がより盛り上がる、当クラブもより盛り上がる事を願って、今日の会長の卓話といたします。


 R米山記念奨学委員会の時間
奨学生スピーチ:方馨さん
テーマ:「秋田に来て気づいた中国と日本の違い」

 皆さん、お世話になっております。ロータリー米山記念奨学生方馨です。秋雨に伴い、新型コロナの感染も落ち着いていますが、旅行にはまだ難しい感じになっております。そこで本日では、15分間で皆さんと一緒に私の故郷―中国・安徽省に短い旅行に行きたいと思っております。
 まずは、基本情報です。安徽省の地理位置では長江と淮河流域に広がった華東地区の一部になり、かつて「徽州」と呼ばれました。悠久の歴史により、名所もたくさんあります。名山としては中国仏教の四大名山の一つ―九華山、道教四大名山の一つ―斎雲山、中国名山の天柱山、黄山などがあり、歴史名城として歙県、寿県、三国志ゆかりの地―亳州(曹操、華陀の出身地)もあります。
 では、中国十大名勝地の1つである黄山に見て行きましょう。黄山は安徽省南部の黄山市内にあり、1990年に世界文化と自然遺産に登録され、2004年に第1位で中国第1陣世界地質公園に選ばれました。これによって、世界中ではじめての世界文化遺産と自然遺産、そして世界地質公園という三つの栄耀を集めた観光地になりました。
 風景区の面積は154㎢で、地殻変動と浸食から産出された72にのぼる峰が連立しており、そのうち三大主峰といわれる天都峰、蓮花峰、光明頂は1800mを超えています。多くの峰々が折り重なる風景、年間降水日数が200日以上もあります。瞬く間に霧や雲が湧き、峰々が雲海に包まれ千変万化し、水墨画の世界になります。
 以前、明代の有名な旅行家であり地理学者の徐霞客は、「五岳より帰り来たりて山を見ず、黄山より帰り来たりて五岳を見ず」という称賛の言葉を残しました。五岳とは仙境とされ歴代の帝王が祭祀を行った中国古来の五大名山ですが、黄山はそれらにも勝ると述べました。また、「天下の名勝、黄山に集まる」ともいわれ、とくに奇松、奇岩、雲海、温泉は黄山の「四絶」と称えられています。
 次に、安徽省特有の建築-徽派建築、彫刻などの特色がある徽州文化を一緒に見ましょう。黟県にある西逓村と宏村は、数多くの明・清時代の民居群が残り、2000年に「安徽省南部の古代集落群」として、世界文化遺産に登録されました。
 西逓村は、明清代の建築がそのまま残されていることから「古民居の博物館」との異名をもつ村です。約300棟残る明、清の民家のうち、約130棟がほぼ完ぺきな形で残っていて、村中の路地配置なども昔のままになっています。
 宏村は西暦1131年より歴史をもつ村で、空から見ると、牛の形をしているのが非常に特徴的になっています。古代宏村の人々は、牛のイメージに基づいて村の水系を設計したといわれます。清泉を引いて「牛の腸」をイメージし、それが諸家の門前を流れるように工夫しました。「牛の胃」と称される村中の池・月塘へと流れ込み、それがまた諸家の前をめぐります。それから村外の「牛の腹」といわれる南湖に流れ、最後に河と合流します。
 また、白壁、黒瓦、馬頭牆(階段状の妻壁)は、徽派建築の特徴です。それらの古建築は独特な高壁、反り上がってひさし、飾りもようのある窓枠、広間など、室内も精緻なつくりの木彫、石彫などの芸術的な傑作と称えられています。
 最後に、短い旅行かもしれませんが、皆さんに自分の出身地を紹介するために、色々な資料を調べることで、故郷を見る視野が変わりました。かつて住んでいた環境から飛び出して、昔とは全く違う角度から自分の故郷を知ることができました。また、新型コロナウイルスのせいで遠行ができませんが、だからこそ、放課後の夕焼け、大雨の後の空、周りの風景にも大切にするようになりました。秋田県では留学生に向けて、現地文化を体験するためのプログラムがたくさんあります。学校にも他校と連携しているプログラムを参加し、現役社長との講話もできました。このようなプログラムを参加することを通じて、たくさんの人は地域の持続可能な方向性を注目して、伝統工芸の伝承と自分の事業とつながり、新しいチャンスになる可能性を作るために頑張っていることを知りました。未来で自分にも故郷に対しての地域連携や、両国の文化交流に、自分の力を貢献したいと考えております。
 以上で、ご清聴ありがとうございました。


通  信
ガバナー事務所
 ・佐賀・長崎豪雨災害支援金へのお礼状
市内7RC親睦ゴルフ大会報告
 ・秋田中央RC(6位)


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
10月1日 40名 27名 13名 67.50% 3名
9月24日 40名 33名 7名 82.50% 0名



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