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第1342回<今年度第37回>2020年6月5日(金)


 会長の時間
会長:阿部 大助
ソアンさん久しぶりの例会参加です
  皆さん、こんにちは。いよいよ今月で私の会長職も終わります。あと1か月よろしくお願いいたします。
 先日市内7RC会長幹事会が開催されました。現次期の会長と幹事、各クラブの事務局の方も参加され、和やかな会でした。東京や福岡で、新たな集団感染が発生したり、新宿など繁華街での感染が増えたりしている中での開催でしたので、多少不安はありましたが、私自身も1カ月以上ぶりの懇親会を楽しむことができました。
 先週の会長の時間でお話しした通り、今週はWHO(世界保健機関)についてお話しします。WHOは、IMF(国際通貨基金)やUNICEF(国連児童基金)などと同じ国連ファミリーの一つです。国連は正式にはUnited Nationsで、国際連合と訳されていますが、直訳すると「連合国」です。第2次世界大戦で日本側の枢軸国(Axis Power)と戦った連合国は当初Allied Powersや単にAlliesといわれていましたが、1941年にフランクリン・ルーズベルト米国大統領がUnited Nationsと呼び、1942年から正式に使われています。現在のUN(国際連合)は、戦争中の連合国協議から生まれています。因みに、第2次世界大戦前の1920年に発足し日本が1933年に脱退、1946年正式に解散した国際連盟はLeague of Nationsです。
 WHOの1948年4月7日に設立されました。人間の健康が基本的人権の一つであると考え、世界中の人が健康であることを目標にしています。「健康」は「身体的、精神的、社会的に完全な良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」と定義されています。2019年4月現在、194か国・地域と2準加盟地域)で構成され、本部はジュネーブ、トップである事務局長はエチオピアのテドロス・アダノム博士です。テドロスさんは8代目ですが、かつて4代目事務局長は日本の中嶋宏博士が1988年7月から10年間務めていました。ロータリーとの関係では、1988年にRIとWHOが「世界ポリオ撲滅推進活動」を立ち上げています。当時は125か国以上推定35万件の症例数がありました。2019年には、アフガニスタンで29件、パキスタンで146件になり、ナイジェリアでは2016年の4件を最後に現在まで報告されていません。出資者として国際ロータリーは第8位で1億4300万ドルでした。日本は6位で2億1400万ドルです。国には各国の経済力に応じて分担金があり、分担金と寄付金を合計した出資金額の1位が米国、3位が英国、5位がドイツです。中国は分担金が多いものの寄付金が少ないため、トップ10には入っていません。そのほか2位にビル&メリンダ・ゲイツ財団、4位にGAVIアライアンス(ワクチンと予防接種のための世界同盟)が入っています。各国の分担金はWHO資金の17%しかなく、ほとんど寄付金に頼っている状況です。米山記念奨学事業の、普通寄付と特別寄付に似ています。
 先日、トランプ大統領が「WHOとの関係を打ち切る」と表明しました。今回のコロナ対応に関して、WHOが中国寄りである、運営方法に疑問がある、というのが理由です。自分の失敗の原因を他人に押し付けている、責任を転嫁しているとの批判もありますが、私個人としても、WHOがもっと早くパンデミックを宣言、国家間の移動を制限し、中国共産党政府が春節前に各都市を封鎖し、海外渡航の制限をしていれば、ここまで流行することはなかったと考えています。エチオピアが中国から多額の援助を受けていることもあり、また米国がWHOを離れた場合、中国にもっと頼らざるを得ないかもしれない状況から、忖度があったのだと個人的には思っています。
 今日現在、米国ではミネソタでの警官による拘束死事件から抗議デモ、そして一部の略奪や暴動のため、WHO離脱関連のニュースはあまりされていないようです。亡くなったフロイドさんの弟がデモ参加者に向かい「あなた方がしていることは、このコミュニティを破壊することだ。あなたたちの行動で兄が戻ってくるわけではない」と訴えていたのが、印象に残りました。ただ、そもそもなぜフロイドさんが警察官に拘束されたのか、なにか悪いことをしたのか、そこに触れているテレビ報道はほとんどありません。一部のネット報道に偽造の20ドル紙幣を使おうとしたと書かれているだけです。日本のマスコミにまた恣意的なものを感じてしまいました。
 これで会長の時間といたします。本日もよろしくお願いいたします。


 会長エレクトの時間
スピーチ:中村会長エレクト
テ ー マ :PETS・地区研修 協議会の報告

 国際ロータリー2020~2021ガバナーは昨年世界大会が開かれたドイツで125年にわたって不動産業を営む一族のCEOホルガー・クナークさんと言う人です。
 次年度のテーマは【ロータリーは機会の扉を開く】です。ロータリークラブに入会すると言う事は、無限の機会への招待であると言っています。ロータリーはリーダーシップの機会、奉仕のアイディアを実行に移す機会、そして生涯続く友情の絆を築く機会を与えてくれる。私たちのあらゆる活動が、どこかで誰かの為に機会の扉を開いています、と言っています。
 また新会員は増やすために増やすのではありません。どんな新会員も私たちを少し変えてくれます。新しい視野と経験をもたらしてくれます。このような絶え間ない変化を受け入れる必要があります。新会員から学ぶことで私たちはより強くなることができます。とも述べています。クラブの行動計画は全クラブが年に1回は戦略計画会議を開くよう、そして5年後はどのようなクラブになりたいかを自問、そしてクラブが会員に対し多くの価値をもたらせるよう考えてくださいと言っております。その中で不変なものはロータリーを定義づける【親睦】【高潔性】【多様性】【奉仕】【リーダーシップ】です。時代に即した組織としながらもRCを繁栄させることです。
 それを受け、工藤智教次年度ガバナー(大舘南RCお寺さん)は【私のロータリーを語ろう】を地区テーマにしました。国際RCのテーマのRCは機会の扉を開くの【機会=縁】と読み解き、ロータリアン以外の多くの人々にもロータリーの活動を語り、魅力的な行動を語ることによってロータリーの公共イメージの向上と新会員が入会したくなる土壌を作りましょうと言っています。
 工藤ガバナーエレクト曰く「ロータリとは哲学でありそれは利己的な欲求と他人のために奉仕したいと言う、感情の間の矛盾を和らげるものである。この哲学は超我の奉仕で現され、これは最も奉仕する者、最も多く報いられると言う、実践的な倫理の原則に元づくものである(ロータリー章典8.040.1.1」」と締めくくっております。私は世の中は天秤ばかりで、振り子の法則で人は生かされている、と常に思っておりましたので、私はハッとしました。そのうえ私はそれと同名の本を、土田会員の紹介で先月購入したばかりでしたので、ビックリしました。
 さらに次年度ガバナー事務所では、年度途中で何らかの新たな事業が発生した場合、対応できるように、特命委員会を作り予算を盛りました。
 また、5年後の地域社会に・自分に・より幸せな様相を想定し、企画行動するための新たな、戦略委員会を年に2回開催しなさいと言う方針に則り、この6月13日にキャッスルホテルで第一回戦略会議を市内7ロータリーの会長幹事+会員増強委員長の全員が集まり会議を開く予定です。
会議終了後、次年度秋田RC田村会長の音頭で次年度岡本ガバナー補佐を囲む会を開催し、次年度7RC共同で出来る事業を模索いたします。
 以下地区の方針を申し上げます。
①会員増強・参加者の強化を図る(会員数1200名以上、1100名以下は青森と合併)
②Myロータリーへの登録60%以上(ロータリアンの必須機能です。中央RCは20%台)
③RC財団プログラム①会員150ドル以上②ポリオ+へ30ドル以上の支援を
④米山記念奨学会への支援(普通寄付=クラブで決める、特別寄付=1名5千円)
⑤公共イメージの向上、あらゆる機会を利用し、RCの公共イメージの向上に努める(地区
 助成金が通ればあきた元気倶楽部と共催で、疫病退散・来る年よい年にと希望の光プロジェ
 クトとして、大晦日に除夜の花火を行う)
⑥ロータリー希望の風奨学金の支援は、社会奉仕委員会で行う
⑦風疹ゼロ運動の啓発は、職業奉仕委員会が行う
⑧ロータリーリーダーシップ研究会の導入検討(通称RLIに地区として参加)
⑨長期青少年交換を検討する
⑩グローバル補助金によるネパール支援の継続
⑪ロータリーカードの利用促進
 以上の11項目が工藤智教次年度ガバナーの掲げた地区方針となります。
 来られ全てに対して、わがクラブで対応するのは地区としての対応もあり、できませんので、
上記①~⑦について、わがクラブでも対応していきたいと思っております。
 また長い事揉め続けてきた時期ガバナーですが、次年度は湯沢南から宮原保夫さんが、次次年度ガバナーノミニーとして秋田港RCより高崎恒夫さんが認定されておりますので、ここしばらくは安泰だなぁと思いました。これからはわが中央RCから松浦さんが2年も続けてガバナーをやらないといけないと言うような事が起こらないことを祈ります。
 ちなみにわがクラブから地区への出向者は、松浦PGが諮問委員会へ、阿部大助さんと雑賀清一さんが米山記念奨学委員へ、大島健さんが社会奉仕委員会へ、木元慎一さんと阿部大助さんが危機管理委員会への出向となっておりますが、中央クラブから地区への出向協力はもう少し多くてもいいのではないかなと思うし、阿部さんは危機管理と米山の二つの委員会に重なっていてあんまり負担が多いので、もう少しみんなで割り振りし会員同士が助け合うべきじゃないかと思いました。
RI研修リーダー水野功さんのお話しで、記憶に残った話しをあげます。
1.メンバーの声に耳を傾け、会員のニーズを拾い上げる
2.2540地区はMyロータリーへの登録が日本一低いので、加入率を上げてください。
3.会長になる人は、一度は手続き要覧をお読みください(どこにあるんだろうか?)
4.メンバー増強を図る為には、交流の場を作る
5.日本のロータリーは1920年東京で始まり、今年は100周年記念の年である。今年11月には 
  100周年記念やりますので都合よければ参加してください。また、9月には日本郵便の協力
  を得て、ロータリー100周年記念切手を発売します。
6.女性にネットワークは男性より広い場合が多いので、女性会員のネットワークを利用して、
  新規会員の増強につなげてください。また、女性会員という呼称も、やめたほうがいいか
  もしれませんね。
7.北海道の滝川RCは人口4万人の都市で100人の会員がいる。1万人当たりのロータリアンは
  25人と言う事になる。秋田市で言えば人口30万人に同じ割合をかけると750人、現在市内
  7ロータリーでは350人足らずですので、軽く倍増は出来る可能性があります。これからは
  会社の社長以外であっても、RCの精神に共鳴する方には入会いただいてもいいと思います。

質疑その他
1.地区の予算なんかあんまり関係ないと思っておりましたが、やはり大事なことだと思いま
  した。会長エレクトには議決権があり、会員20名に対し1点で、中央クラブは40人ですので
  2点と言う事になります。特に問題になったのは、二ツ井クラブからで、ガバナー事務所の
  お金の使い方が、当該年度のガバナーと諮問委員会とで勝手に決めるからおかしいという
  話でした。一理あることはあるのですが、ガバナーや会長は皆で決めた代表なのですから、
  それにいちいち口をはさむのはどうかなぁと思って聞いていました。しかし、議案は多数
  決でみんな無事と居りましたので、よかったです。
2.当クラブ阿部さんからの質問で、ホームページ維持費を昨年は開設費用として100万円計上
  しましたが、今年も80万円と言うのはどうしてですか?でした。確かに更新を事務局でや
  れれば、事務経費で数万円で済むはずでしたが、次年度事務局はHP更新できないと言う
  事で、外注して76万円かかるという話でした。なんでもOKではなく、分からないことは
  聞くべきだと思いました。現ガバナー事務局の決算は本年9月に出るそうです。
3.ロータリー財団への寄付が中央クラブの達成率が秋田南のゲラ30%についで33%と低
  く、秋田は176%、東は132%南は98%と何とか増やし80%に達成したい。


 2020~21年度地区委員委嘱状

◇一年間よろしくお願いいたします。
大嶋会員(社会奉仕委員) 木元会員(危機管理委員) 中村会長エレクト


通  信
ガバナー事務所
 ・6月のロータリーレート:1ドル=108円
 ・2020年決議審議会への立法法案に対する「RIへの提出賛否」
ガバナーエレクト事務所
 ・会員基盤向上セミナー≪会員増強・ロータリー財団・米山記念奨学・危機管理≫案内
   開催日時 7月4日(土) 12:00~
   開催会場 プラザ杉の子
お知らせ
市内7RC現次期会長幹事会の報告
 ① 2020~21年度市内7RC会員名簿作成
   担当:秋田中央RC
 ② 創立50周年記念式典開催 : 秋田北RC
   9月19日(土)於:秋田キャッスルホテル
 ③ 2020-2021年度7RC親睦ゴルフ大会 : 秋田北RC
   10月25日(日)太平山カントリークラブ
 ④次回7RC会長、幹事会 : 秋田東RC
   10月12日(月)於:秋田ビューホテル



【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
6 月 5 日 40名 33名 7名 82.50% 10名
5 月29日 40名 33名 7名 82.50% 4名
5 月22日 40名 37名 3名 92.50% 0名



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