会長の時間
会長 : 白沢 啓
〈 読み聞かせ第一弾が無事終わりました 〉
会員の皆様こんにちは。ずいぶん春らしくなってきましたが、厳しい余寒もありますので健康には十分気遣いいたしましょう。
さて、地区大会もこの土日に迫り、ホストクラブではありませんがなんとなく緊張しますね。秋田クラブさんはきっと首尾良く進められることと思いますが6日の早朝にヘルプで出られる当クラブの木村昌永さん猿田さん白畑さん大里さん、そして幹事の太田さん、大変ご苦労様です。また今回は25名を超える会員の登録をいただき、誠にありがとうございます。私の任期もあと4ヶ月となり、会員の皆様のご協力のありがたさをしみじみと感じております。
話は変わりますが、地区の補助金を使って行う予定でありました「読み聞かせ」が、3月2日の1時から聖園天使園さんで行われました。
天使園さんの中に立ち入ったのは初めてでした。玄関が方々にいくつもあって、年齢の違う子どもたちがそれぞれの「エリア」で快適に生活しているようでした。今回の読み聞かせは、既に昨年末お届けしたたくさんの絵本の中から、大型絵本に特化して行うもので、対象となったお子さんは幼稚園年中さんの3人(もう一人は風邪で就寝中でした)。とても愛らしい女の子たちでした。
社会奉仕委員長の野口さんと太田幹事さんに代わる代わる大きな絵本を持ってページを進めていただき、私はその本と全く同じ小さいサイズの絵本を傍らで読みました。
本の題名は「おまえうまそうだな」。恐竜の子どもと凶暴な恐竜との出会いと別れのしんみりとするお話しでした。男の声で怖い恐竜を演じながら、すぐに子どもの恐竜の「声色」を演じるのです。自分ながらこんな声を出せるなんてとても滑稽な気持ちでした。
本を読み始めてすぐのこと、真ん中に座った女の子が、ぼそぼそ・・・ぶつぶつ・・・と独り言のようなものを言い始めるのです。
少し気になり、読みながら注意して聞いているとその子、ストーリーを暗記していて、私よりもワンテンポ早くお話しているのでした。
絵本が届いてから2ヶ月と少しの間に、この子はこの本を何度も何度も読んでくれて、暗記するほどになったのだなあと、とても嬉しく思いましたし、絵本を贈呈して良かったなあ、この事業は間違いないのだなあとつくづく思いました。
この日の2冊目の本は「おやおやおやさい」。野菜がたくさん出てくる野菜のマラソンのユーモラスなお話しでした。絵が多く字が少ないので即興でストーリーを入れておもしろおかしく話せました。周囲の付き添いの保育士さんたちもつられて大きな笑い声を漏らしていましたよ。
おおよそ30分。また来ることを約束して初回の読み聞かせは無事終了しました。
「汗をかく」ことを条件にいただいた地区のお金。汗のかきかたは軽重多様だと思うのですが、やはり実際にそこに行って悩みながらも体験してみることの大切さを、幼い子どもたちから教えていただきました。
そんなに大きな苦労ではありませんが、企画、連絡、調達、確認、実行と普段とは違う緊張感を持ちながら行う事業には、少なからず「感動」がご褒美としてついてきます。そしてそれが事業の発展や発達につながっていく力となります。これからも、当クラブの素晴らしい事業をさらにブラッシュアップして行きましょう。
みその天使園にて