会長の時間
会長 : 白沢 啓
〈 桜と人生 〉
会員の皆様こんにちは。今日はエイプリルフールですね。でも、この言葉「死語」になっているようで最近はあまり聞きませんね。子供の頃はこの日ばかりと大嘘を言って歩き、親に呆れられたり叱られたりしたものでしたが、「今日はエイプリルフールだからいいじゃないか」などと「逆ギレ」したのも覚えています。
桜の季節になってとても嬉しいですね。4月は社会の仕組みも大きく変わるシーズンです。
テレ朝の「報道ステーション」で12年間MCを勤めた古館さんもその席を去ることになり31日の「報ステ」で締めくくりの挨拶をしていました。結構な時間を使いとうとうとこれまでの長い間の番組との関わりや報道と社会の間にあっての苦心談など述べていました。
驚いたのはその軽妙な語り口と「かまない」話ぶり。テレビカメラの前なら緊張するでしょうに、慌てた様子ひとつせず社会の風刺をまぜてきちんと終わって行かれました。
この番組はよく左だと言われますが、聞いていて痛快だったり、驚いたり、憤慨したりと、子供たちの居なくなった不相応な家の2階で家内と二人ぼっちで社会を政治を経済を「講評」する楽しい時間でした。勉強にもなりました。特に最近の憲法論議には感心しました。なぜなら、これほど憲法を身近な存在として認識したことはかつてなかったと思うからです。そして、政治の光よりも陰の醜さ、経済の表面と真実の危なさ、そして「報道」というものの社会的重要さ等をこれまでになく考えさせてくれたと思っています。
ところで、古館さんが言っていました。「日本人にとって桜は、ぱっと咲いてぱっと潔く散るという精神的な面から来る憧憬だけではなく、日本人一人一人が、この国に生まれた時にも、親の愛情を一身に受けて育ち幼稚園の門をくぐるときにも、小学校の正門にランドセルを背負って両親と立ったときにも、思春期の春に切なさに涙した時にも、晴れて卒業し社会に飛び出す時にも、そして親になって愛する子供を幼稚園の門まで送り届ける時にも、桜はいつも人生の背景に居て、私たちの人生の節目節目を見守ってくれる」と。
いい言葉ですね。この歳になると「来年の桜、見られるかな?」と思うときもあります。元気だった友人が急逝したり、年老いた親戚と死別したりする中で、いつかは自分が桜の向こうの世界に行ってしまうのだと。
さて、北クラブの野口さんからCDをもらいました。「ケニー・G」というサックス奏者の最近のアルバムです。素晴らしいスイング感と美しい音色に驚きました。野口さんは青年会議所の先輩で親しくさせていただいております。3月の地区大会でそのアルバムのことを教えられました。ロータリーでは様々な会合があります。忙しいと出席もままなりませんが、そこには必ずといっていいほど大小の感動があります。会長になって会合に出る機会が増えましたら、そういう感動に出会うことも増えました。
人の心を動かすものはなんと言っても「感動」ですね。人々は感動し共感しそして自ら行動しようとします。新しい音楽との出会いが私の視点を少し広げてくれました。と同時にそのような機会を作ってくださったロータリーに感謝して卓話を終わります。
テーマ
国際ロータリー第2540地区(2016-2017年度)
Presidents-Elect Training Seminar
会長エレクト研修セミナー(略称PETS)報告
1.2016-2017年度国際ロータリー会長 ジョン・ジャーム(米国)
◇RI会長テーマ ROTARY SERVING HUMANITY「 人類に奉仕するロータリー 」
要旨:私達が集う一番の理由は「奉仕」のためである。現在ロータリーは大事な時期を迎えて
いる。いろいろな意味で今後を決定づける歴史的な節目です。
ポリオ撲滅をほぼ成し遂げたように(ポリオ常在国2ヶ国のみ)ロータリー全体の発展
を望むなら、全員が同じ方向に進まなければならないということです。
そのためにはリーダーシップの継続。 単にロータリアンの数を増やすことではなく、善
き活動を多く実現すること。将来ロータリーのリーダーになれるロータリアンを増やす
事です。120万人以上のロータリアンが一体となり、財団や各自のリソースを駆使し
て、「人類への奉仕するロータリー」に取り組む責務があります。
2.2016-2017年度 国際ロータリー第2540地区方針 ガバナー 平 澤 孝 夫
◇地区テーマ 「 ロータリーを一緒に考える1年にしよう 」
具体的方針:①ロ―タリーに関する情報をできる限り解りやすく地区のロータリアンに伝える
②各種行事になるべく多くの会員の出席を促す。
③一人ひとりが持つロータリー感、ロータリーに関する思いを認め合う。
④各種会合にコーディネーターを招いて講演をお願いし、理解を深める。
◇ロータリークラブセントラルへの報告
具体的内容:①クラブ会長及び幹事は、自クラブの活動をロータリークラブセントラルへ報告
する。
②少なくとも10の目標を設定し、達成するよう努力する。
(2016年7月1日~2017年6月30日の一年間)
③ガバナー補佐は担当分区のクラブについて活動状況を把握した上で、各クラブ
の評価をロータリークラブセントラルへ報告する。
※ロータリークラブセントラルについてのセミナー(事務局伊藤参加) 内容は
別紙を参照して下さい。
◇各課題における地区方針について
3.そ の 他
△公式訪問:秋田中央は、8月19日(金)となります。
△各クラブの奉仕活動報告(特徴的な主なもの)
秋 田:1977年から実施している歯車賞。36回目になるが、社会奉仕活動をよく行っ
ている団体を表彰。
秋田港:土崎駅周辺のクリーンアップ(からくり時計以降)秋田西、金農、中央高への奨学
金、模擬面接(秋田西高で実施)
秋田北:国際奉仕の一環、独自で基金を設け、タイの恵まれない子供を学校に入れる奉仕。
(NPO法人を通して)、グローバル補助金OKでは。
秋田南:年2回、秋田駅・市役所周辺のクリーンアップ事業、職場訪問例会。
秋田東:青少年奉仕、ブラウブリッツジュニアチームと東京、山形のジュニアチームと交流
試合の支援(財団補助金利用) 2年まで
秋田西:婦人ホーム(楢山)への自転車、椅子などの寄贈。
△会員増強
秋 田:89名から3ケタを目指す。
秋田東:若い人の純増4名を目指す。
秋田北:5名増2名減43名 グループ毎の目標設定(ロータリーの友掲載)
秋田南:30名。まもなく1名入会予定、30代の人が入ってきている。
秋田西:17名。例会への出席率も悪く、とても厳しい状況。