会長の時間
会長 : 石川 正美
インターアクト、ローターアクト
大分昔の話ですが、地区大会で、インターアクトクラブだったかローターアクトクラブだったかの会員が紹介されることがありました。当時何も知りませんでしたので「彼らは何者だろう?」と思った経験があります。いずれも、ロータリークラブ(RC)がスポンサーをしている若い人たちのグループです。
インターアクトクラブ(Interact Club、IAC)は、奉仕と国際理解に貢献する青少年のための、ロータリークラブが提唱している世界的な団体です。
高校に在学中の生徒、または年齢12~18歳までの青少年が入会できます。
Interactという名は「国際的活動」International Actionを意味します。
以前は最低年齢が14歳でしたから、高校のクラブ活動として結成されたところがほとんどですが、一部の中高一貫校では中学生も参加していました。しかし、2010年1月の国際ロータリー理事会で、12歳に引き下げられることが決定し、中学校にもインターアクトクラブができ始めています。また、クラブ活動として一部の生徒が参加するのではなく、全校生徒が参加している高校もあります。いずれにしても、基本的には学校が一つのクラブの単位になっていますから、ロータリークラブ側の担当者だけではなく、顧問教師が会員の面倒を見ています。
ローターアクトクラブ(Rotaract Club、RAC)は、18~30歳(厳密には、30歳になった後の6月30日まで)の若年成人を対象に、奉仕を志向する市民と指導者を育成するため、ロータリークラブが提唱する世界的な団体です。地域社会を基盤とするRACと、大学を基盤とするRACの2種類のクラブがあります。Rotaractの名称は、「ロータリー」(Rotary)と「行動」(Action)からきています。
こちらはインターアクトに比べて年齢が高いので、それぞれのクラブ、それぞれの地区で、会員がアイデアを出して活動を行っています。
インターアクトクラブの会員をインターアクター、ローターアクトクラブの会員をローターアクターと呼んでいますが、彼らはどのような活動をしているのかご存じでしょうか。
ロータリアンの皆さんと同様に、クラブ例会を開いています。例会の頻度は基本的には2週間に1回程度です。例会のやり方はクラブによって違いますが、ロータリー同様、点鐘をして歌を歌うところから始めるクラブもあります。インターアクトの歌、ロータラクトの歌と、それぞれに歌を持っています。余談ですが、「ローターアクトの歌」ではなく「ロータラクトの歌」となっているのは、ずっと以前、この歌ができたころは、英語の発音に近い「ロータラクト」という表記を使っていたからです。
奉仕活動について、特にインターアクトの場合は、学校の周りの清掃、校内でのあいさつ運動、地域のイベントの支援など、地域社会への奉仕活動が多いようです。工業高校の生徒が壊れたおもちゃや車いすの修理をしたり、農業高校の生徒が絶滅危惧種を栽培したり、このように学校での勉強を奉仕活動に生かす例もあります。
ローターアクトクラブの場合は、地域に根差した活動に加え、発展途上国の人々のために井戸をつくったり、学校を建てる支援をするなど、国際的な活動も活発に行っています。さらに、インターアクターもローターアクターも、ポリオ撲滅など、ロータリアンとともに活動をする機会もたくさんあります。
インターアクターもローターアクターも、ロータリアンに接しながら、ロータリーのこと、社会のことを学んでいます。ロータリアンは、彼らの手本となるよう自らの行動を振り返らなければいけません。また、できるだけ機会を見つけて、彼らの若いアイデアに触れれば、逆に新しい活動の芽を見つけることもできることでしょう。
現在<2540地区には、7つのインターアクトクラブと1つのローターアクトクラブがあります。インターアクトクラブは、二ツ井高等学校・平成高等学校・角館高等学校・秋田和洋女子高等学校・能代松陽高等学校・大館国際情報学院高等学校・五城目高等学校にあり、ローターアクトは能代ローターアクトクラブが活動中です。
と言う訳で、次週は「国際ロータリーのテーマ」についてお話したいと思います。それでは卓上の四つの缶にご寄付をお願いして会長の時間といたします。
直前会長の時間
ゲストスピーチ:スターバックス デストリクトマネージャー櫻木芳樹 様 (写真左)
〃 秋田駅店 籾山祐子 店長(写真中央)
〃 保戸野学園通り店 小林優子 店長(写真右)
スピーチテーマ:『スターバックスブランドについて』
【経営理念】
私たちスターバックスコーヒーのビジネスの軸は「ミッション」です。
それはすなわち、スターバックスが存在しビジネスをする理由です。
「私たちのミッションは、人々の心を豊かで活力あるものにするために、ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」
一般的には経営理念と呼ばれているものです。
つまり、何のために経営しているのか?という問いに対する答えです。
スターバックスは・・・
人々の心を豊かで活力あるものにするために。
このミッション実現のために、ともに働くパートナーはこの価値観を体現しています。
スターバックスはコーヒーを売るためにビジネスをしているのではなく、
このミッションをコーヒーをツールとして実現しています。