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第1249回<今年度第32回>2018年3月16日(金)


 会長の時間
会長 : 石川 正美
国際ロータリーのテーマ
 クラブの例会場の看板や『週報、会報』、また『ガバナー月信』などで、国際ロータリー(RI)のテーマを目にする機会があると思います。このRIテーマは、RI会長から、毎年出されるメッセージで、その年度を通じて、奉仕活動の方向づけとなるものです。
 実際には、その年度が始まる前に開催される国際協議会(ガバナーエレクトの研修会)GETの開会本会議で、RI会長エレクトによって発表されます。この開会本会議でのスピーチは、単にテーマを発表するだけではなく、自身の経験や、そのテーマに至るまでの過程、そして、来る年度に全世界のロータリアンたちにどのような目標を持ってほしいのかなど、RI会長エレクトの思いが語られます。
 これまでに発表されたテーマを見てみると、時代の流れや、その時々の世界情勢時などを反映し、RI会長の思いが伝わってきます。
 三年に一度発行される『手続要覧』にも、会長の年次メッセージは、特定のプログラムあるいはテーマその他その発表の形式を問わず、その年度におけるロータリーのプログラム遂行上、最大の重要性を持つものでありますとなっております。
 また地区のガバナーがRI会長のテーマを取り上げ、色々な方法によって強調することは、ガバナーの役職上大切な任務であります。
 例えば、地区大会その他地区会合のテーマにするとか、ガバナー月信、公式訪問その他地区内のクラブやロータリアンと接する場で紹介することなどでありますし、ガバナーの掲げる地区の目標あるいは目的は、RI会長のテーマに関連させ、これを強調するようなものでなければならないということです。
 そして、地区の目標か目的について述べる場合には、必ずRI会長のプログラムまたはテーマをはっきりと分かるように示すことが必要とされています。
 RI会長のメッセージはすべてのロータリー・クラブとロータリアンに知らせ、理解してもらい、効果的に実行されなければならないとあります。
 RIテーマは、使用すべき唯一のテーマであって、ほかのテーマの使用は控えなければならない、ということにRI地区とクラブの全役員の注意を喚起するとあります。
すなわちRIテーマは、その年度に世界中の全ロータリアンが、いつも気にかけ、理解し、実行していかなければならないものなのです。
また、本当は地区やクラブは独自のテーマを持つことを控えなければならないと、手続要覧に書かれています。
 さて、日本から3人のRI会長が誕生してますが、日本からの初めてのRI会長は、1968-69年度の東ヶ崎(とうがさき)潔氏(東京RC)でした。東ヶ崎氏が出したテーマは、PARTICIPATE!」(パァー(ル)ティサァペェイトゥ)。「参加し敢行しよう!」という翻訳がついていますが、このテーマは、英語では、これまで最も短いテーマです。
 2人目のRI会長は、1982-83年度の向笠廣次ムカサコウジ氏(中津RC)で、その時のRIテーマは「MANKINDIS ONE Build Bridges of Friendship Throughoutthe World」、日本語訳は「人類はひとつ 世界中に友情の橋をかけよう」です。向笠氏の「人類はすべていとこ同士」という言葉とともに、このテーマは今でもよく引用されるようです。
 さて、3人目のRI会長として就任した田中作次氏は、「Peace Through Service」、「奉仕を通じて平和を」です。
田中氏は、ロータリアン一人ひとりに「平和」について考えてほしいとテーマを通じて要請し続けていました。
 私たちロータリアンにとって、大変大事なRI会長テーマですが、今現在このテーマを実践するために、毎年世界で数多くのロータリアンが活躍しているのです。



 プログラム委員会の時間

スピーチ:湊プログラム委員長
テーマ:『口腔の健康と全身疾息』

 日本は高齢化、超寿命となってきました。しかしながら健康寿命は平均寿命よりも10年ほど短く、健康で長生きすることがこれから社会的にも望まれます。本日はお口の中の病気が全身へ影響を及ぼしているというお話です。
 歯ブラシや洗口剤などのメーカーであるサンスターが行っているサンスター財団で制作されたアニメーションをご覧頂きます。歯周病の原因菌が歯茎の血管に入り込み、細菌とそれに伴う炎症性物質が全身へと運ばれます。歯周病菌は血管表面の内皮細胞を死滅させる原因となり、血管の弾力が失われます。血管内皮の周囲組織にLDLコレステロールなどが侵入し血管を内側へと押し上げるようになります。これによって動脈が細くなり、やがて血栓となって詰まっていまいます。歯周病が動脈硬化の起点となっています。
 また、歯周病菌は糖尿病にも影響を与えております心インスリン受容体に働きかけ、血液中の糖を細胞が取り込むスイッチをオフにしてしまい、血糖が高いままになります。
 糖尿病と歯周病はお互いに影響し合っており、歯周病を治すことが血糖値を下げることにつながります。
 さらに、歯周病菌の毒素はアルツハイマー病の原因とされる「脳のゴミ」を増やし、認知症を悪化させます。
 健康で長生きするために歯周病をしっかりと治しましょう。


お知らせ
プログラム内容変更
 ・4月6日(金)会長エレクトの時間 → 3月30日(金)に変更(PETS報告)


【出席報告】
例会日 会員数 出席数 欠席数 出席数 メークアップ
3月16日 40名 33名 7名 82.50% 10名
3月 9 日 40名 30名 10名 75.00% 4名
3月 2 日 40名 27名 13名 67.50% 0名
 
 

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