RI戦略計画
「国際ロータリー(RI)戦略計画」という言葉を初めて耳にした方も多いと思います。新会員の皆さまに限らず、そのような事は、自分たちには無縁だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自分たちが所属している国際ロータリーという組織がどのようなものなのかは、知らなければなりません。
RI戦略計画についてご紹介しますと、国際ロータリーの本質は「地域の人々の生活を改善したいという情熱を、社会に役立つ活動に注いでいる献身的な人々の世界的ネットワーク」となっています。
また、その使命は「私たちは、他者に奉仕し、高潔性を推進し、事業と専門職務および地域社会のリーダーの間の親睦を通じて世界理解、親善、平和を推進する」とされています。
以上の事を実践するための「優先項目」には、地区のテーマの中にもありましたが、「クラブのサポートと強化」「人道的奉仕の重点化と増加」「公共イメージと認知度の向上」の3つが挙げられています。
まさにこの3つの柱が戦略計画と言う訳ですが、その計画遂行には「ロータリアンが、ロータリーの中において、何を優先させ、どのような行動を取ればいいのか」ということで、「中核的価値観」というものが定められています。これは、ロータリアン一人ひとりが認識をして、実践するべきものと言う事で「奉仕」「親睦」「多様性」「高潔性」「リーダーシップ」の5つが挙げられています。
以下これらの説明をしている二神典子さんロータリーの友の編集長解説読み上げますと、一つ目、「奉仕」ロータリーの奉仕活動とプログラムは、さらなる世界理解と平和をもたらすものであり、奉仕は、私たちの使命の主要な要素である。
私たちは、個々のクラブの計画と行動を通じて、奉仕する者に無類の喜びを与え、組織全体に奉仕の文化を創造しているのである。
二つ目、「親睦」個人による奉仕活動は個々のニーズに焦点を当てるものであるが、協力して行う奉仕活動は人類に奉仕するものであると、私たちは信じている。力を合わせて活動すれば、その力は無限となり、多くのリソース(資源)をもたらし、私たちの人生を豊かにし、視野を広げるものとなる。親睦は、民族や国家といったさまざまな違いを超越し、寛容の精神へと導くものである。
三つ目、「多様性」ロータリーは奉仕の理想の下(もと)にすべての人々を国際的に結束させると私たちは信じている。私たちは、会員組織において、また活動や奉仕において、職業の多様性を信じている。事業や専門職務の社会を反映させているクラブが、将来の繁栄の鍵を握るクラブである。
四つ目、「高潔性」私たちは、活動の結果について、また目標達成の過程においても、私たちのリーダーや同僚会員が説明責任を果たすことを約束し、期待している。私たちは、仕事においても人間関係においても、倫理と職業の観点から、常に高い基準を固く守っている。私たちは、公平さと尊敬の念を保ちながら人々と付き合い、また、私たちに託されたリソース(資源)を良心的に管理する。
五つ目「リーダーシップ」私たちは、それぞれの活動分野におけるリーダーから成る世界的な集まりである。私たちは、指導力を伸展させることの重要性、および会員の優れた資質としてのリーダーシップを信じている。
ロータリアンである私たちは、これらの中核となる価値観を率先して実行していくリーダーである。と、あります。
皆さんが、例会や奉仕活動を通じて、また、職業や日常の生活を通じて、何を考えどのように行動すればいいのか、申し上げた指針の一つ一つがが戦略計画という訳です。