ロータリーの原点は，親睦と奉仕にあります。本日の秋を食する新会員歓迎例会のような親睦会は親睦活動の一環であり，親睦そのものではないと言われております。
　親睦は，毎週１回開かれる「例会」に集まって，奉仕のためになされるロータリアンの全ての活動を言います。このように「親睦」と「親睦活動」は，異なるものとされておりますが，同じロータリアンが行う活動ですから，厳密に区分することはできず，また，両者を厳密に区分することの意味は，ロータリークラブが親睦会やレクレーションに明け暮れることなく，毎週の例会における活動がロータリー活動の必要条件であることを自覚させる点にあると思います。
　この「親睦」と「親睦活動」を区別する考え方は，ロータリー活動がどのようにあるべきかというロータリーの路線闘争の結果でありますから，深入りせずに，ロータリー活動は例会活動を中心に展開されるべきであることを忘れないようにすれば十分であると思います。