ポール・ハリス語録その1
ポール・ハリスのスピーチや著書から選ばれた感動的な言葉を集めた「ポール・ハリス語録」が国際ロータリーによって編集・発行されています。その全てを紹介することはできませんが,その一部について,数回に分けてご紹介します。
「職業分類」について
各会員がロータリーにおいて一つの任務をもっていることを忘れないようにしてほしいと思います。それは,野球チームのショートストップの任務と同じくらい個人が際立つ任務です。それは,会員が自分の商売や専門職務を代表しているという任務です。私は,ロータリー・クラブにおける私の専門職務のただ1人の代表者です。
それは,恐ろしいような責務であると同時に誇るべき責務です。この任務は必ず効果を上げることにつながります。
(ロータリアン誌,1913年2月号)
ロータリーを思いつくよりも200年も前に,ロンドンには職業分類に基づいて会員を決める社交クラブがあったのです。また,ベンジャミン・フランクリンも,職業分類によって「ジャントー」というクラブをフィラデルフィアに組織していました。何年も前に,フランスのストラスブールに本部を置く「博愛家協会」という組織がありましたが,これもその理想と目的においては,ロータリーとほとんど同一でした。
(My Road to Rotary)
職業分類によって会員を選ぶという方式により,ロータリー運動は,会員という枠を越えて,社会に奉仕するあらゆる職業に,その倫理的な理想を投げかける機会に恵まれました。従って,ロータリアンのひとりひとりが,ロータリーの理想主義と自分の職業とを結ぶ輪の役をするわけです。また,自分と同じ職業に従事する他の人々に対して,その職業の最高の規準をつくり上げる仕事に協力してもらうという特別の責任も負うことになります。
(My Road to Rotary)
「ロータリーはどうして,その会員を1業種1人に制限するのか」という質問をよく受けます。その理由は,私たちが実験を続けているうちに,この職業分類によるやり方が,気のあった親睦を生むのに役立ち,事業や専門職務の嫉妬心を回避し,互いに助け合うことを助長し,各自の仕事の尊厳に対するプライドを刺激するとともに,さらに他の職業の業績と問題点に関し,理解を広げていくようになることが,分かったからなのです。
(My Road to Rotary)